GROUP、15年ぶりの新作アルバム『mikazuki』4月10日に発売決定。真にエモーショナルな唯一無二のインストゥルメンタルバンド
GROUPが、15年ぶりのニューアルバム『mikazuki』を4月10日(水)にリリースすることになった。
GROUPは日本のポストロックの先駆者の一組にも数えられる6人組インストゥルメンタルバンドで、たっぷりの叙情と極上のクールネスが同居した歌心あふれるエモーショナルな音楽で多くのファンを魅了してきた。
通算3作目となる新作アルバム『Mikazuki』は、前作『Before Turning Off the Light』から実に15年ぶりの作品で、メンバーの脱退~交代などもありながら、さまざまな感情を喚起する起伏に満ちた音楽は健在。
有機的に絡み合う情感あふれる2本のギター、ときに清々しいむせび泣く2本の管、繊細かつダイナミックに躍動するドラム&ベース……計り知れない訴求力をもって迫ってくる、ひたすらにすばらしい傑作が誕生した。
録音&ミックスは、君島結氏(ツバメスタジオ)が担当。ヴィヴィッドかつアナログの温もりあふれるサウンドにも注目だ。
COMPUMA、佐藤ビンゴ(VICE JAPAN, 54-71)、曽我部恵一、田我流によるコメントが発表された。
GROUPが聞ける幸せ。叙情、侘び寂び、気品と紳士的ジェントルな佇まい、メロディ、ハーモニー、テンポ、グルーヴ、それら全てが日々の生活と年月、時代との調和の中でより味わい深く彩られているようだ。柔らかで軽やかな詩情の音楽達。なんども、なんどでも、くりかえし、くりかえし、、、 COMPUMA
15年ぶりの新作完成、おめでとうございます!GROUP以前からの活動もありながら、ここまで来ること自体、今の自分を振り返っても思うことではあるが、普通の感覚では、無理!と感じてしまう。持って生まれた好き心と出会いは止むものではない、ということなのか。いや、正体はベールに包まれているようではあるが、マゾヒストに違いない。真物であるがゆえの瘴気が行間から立ち上り、こちらの不能を嘲笑い、マゾヒストが変態であるとか何とかいうより、実に確かな営みの肌触りが伝わる。そんな素晴らしい音楽!勝手なことを言ってすみません!! 佐藤ビンゴ(VICE JAPAN, 54-71)
GROUPの演奏を聴いた夜に悪い夜はない。 曽我部恵一
俺がGROUPを知ったのは18歳の多感な時だったと思う。その頃はPOSTROCKというジャンルが流行っていたのもあって購入した。一瞬で感情を掻きむしられるサウンドに魅了された。そして気がつけば毎日のサウンドトラックになっていった。曲をかけては色んな所に行き、当時好きだった女の事を思った。LIVEにも行った、そしていつかこんな大人達のように音楽に向き合い、素晴らしい曲を作りたいと思った。もはや言葉ない人生観にすらなった。それから十数年の時が流れ、GROUPのメンバーのケンさんと内田さんとは同じバンドのメンバーになった。GROUPとも対バンした。メンバーのBARにも酒を呑みにいった。 今思い返すと彼らの音楽に不思議な魔法がかけられていたんだと思う。それが俺に、今のお前は腐ってないか、クソな大人になっていないかと、音楽を愛してるかと問いかけていたからだ。 時は流れる、確実に。誰も止められない。誰にも本当に止められない。俺も成長し、変わって行った。 新しいCDを買おうと思っていた矢先のこの出来事だった。正直聴くのが怖くもあった。 田我流 |
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