2018-09-11 12:00 Fuhito Kitahara

WHALE TALXのフロントマン・似非animal、初ソロシングル「feel」配信リリース。アートワークは絵本作家の長田真作が担当

Pocket

WHALE TALXのフロントマン・似非animalが、初ソロシングル「feel」を昨日9月10日にデジタルリリースした。

 
今作は連続リリース作品群『a_part』の第1作目で、似非animalによって録音された「am I feeling or feeding?」というボイスメモに端を発したこの楽曲は、物事の”はじまり”に起こり得るマジカルな瞬間や、人の、想いの、力(可能性)と危うさ、無常観、そして万物の変化にまで思いを馳せている。

 
トラックメイクはWHALE TALXで活動を共にするlazyboyが担当。シンセサイザーの名機JUPITER-8が琴線に触れ、無言で寄り添う電子バイオリンYEV-105のピュアな音色が心地よいサウンドを生み出した。

 
アートワークを担当したのは、デビュー2年で10冊以上の「絵本」を出し、『ONE PIECE picture book 光と闇と ルフィとエースとサボの物語』(集英社)の著者としても知られる長田真作氏。似非animalの倒懸やジレンマ、覚悟を具現化したような、禍々しくも幸せの片鱗を覗かせる力強いデザインとなっている。

 

アートワークを担当した長田真作氏によるコメントが発表された。

似非アニマルが
とびだすよ
夜空にひびく
歌声よ
ときどき聴こえて
くるんだよ

ちょっとそこらの
草むらあたり、、
カクカクシカジカ
言ってるよ
耳を澄まして
聴いてごらん

ほら 似非アニマルが
歌い出すよ~

長田真作

 

 
似非animal「feel」

発売:2018年9月10日
価格:250円
仕様:ダウンロード
※連続リリース作品群『a_part』第1作品

Amazonでみる

収録曲:
1. feel

 

 

連続リリース作品群『a_part』

“apart”は「離れて」「別々に」「ばらばらに」「区別して」などを意味する副詞。そのapartを実際に”a”と”part”に分けると「一部」という意味になる。冷静に振り返ったり、感じなおしたり、観察したりすること=別々に区別することを通して、自分の一部一部が浮き上がってくる。そして、ここで提示されている似非animal観というのも似非animalの一部でしかないということも暗示している。

 



 
似非animal

WHALE TALX所属のMC。詩心のお食い初めは吉井和哉。敬愛する詩人はGary Snyderとナナオ・サカキ。ファーストバイトで醍醐味を感じさせるクロワッサンのような、耳心地抜群かつ口馴染みのいい歌を、とんねるず石橋貴明の「オナラじゃないのよ、オナラじゃないのよ、空気が入っただけ」が孕む、かなり月日が経ったある日、ふと理解したその瞬間にのぼる大人の階段のような含蓄があり、ゆえに無駄のないラフな詩で、紡ぎだしたい。
歌詞という概念を突き詰め、歌と詞として仕立て、味の消えないチューイングガムとして仕上げる職人肌。無類の感覚派兼無類の理屈屋。

 



 
WHALE TALX

日頃からピクニック仲間だったlazyboy、似非animal、じんかくのふいっち、Isao Kurodaの四人がサンドウィッチを作る感覚で始めた音楽プロジェクト。

行き当たりばったりでレシピのない創作から生まれたのは、焚き火にぴったりな新進“奇形”のHIP HOPだった。

 

注目記事

WHALE TALX、英国出身のシンガーChalin Shadowboxingを客演に迎えた2018年第1弾楽曲「TRIPPAR!!!」フリーダウンロード公開


インフォメーション

タイトル
開催日時
開催場所
料金
アクト
連絡先
WEBサイト 似非animal 公式Twitter
WEBサイト WHALE TALX Instagram
twitter
facebook
この記事の画像


関連記事:
こちらのニュースもどうぞ: