2023-03-24 18:00 Fuhito Kitahara

ヴァージンVSの初のライブ盤、4月19日・5月3日に2ヶ月連続発売決定。36年ぶりの公式リリース

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ヴァージンVSの初のライブ盤『モンテクリスト・ファンクラブ 上巻』『モンテクリスト・ファンクラブ 下巻』を4月と5月に2ヶ月連続リリースされることになった。

 
ヴァージンVSは1972年に『赤色エレジー』で時代の寵児となったあがた森魚が、金色のスーツと斬新なサウンドをもってA児となり結成。ニュー・ウェーブ化を果たし80年代前半を駆け抜けた。

 
4月19日(水)発売の『モンテクリスト・ファンクラブ 上巻』は、ライオン・メリィ、久保田さちお、あがた森魚などオリジナル・メンバーが監修。デビュー直後の1981年から82年まで選りすぐりの12曲入りベスト・オブ・ライブ名演集だ。

 
5月3日(水)発売の『モンテクリスト・ファンクラブ 下巻』は、結成直後の1980年から83年まで、ライブ音源はもちろん宅録/スタジオ・デモ、フィールド録音、そして初出音源も含む全17曲を収録。謎に包まれていたヴァージンVSの秘密が明らかとなる。

 
上下巻ともにトレイラーが公開された。チェックしよう。

 
 

 

 
 

 
ヴァージンVS『モンテクリスト・ファンクラブ 上巻』

発売:2023年4月19日(水)
価格:2,580円+税
品番:FJSP476
レーベル:SUPER FUJI DISCS
仕様:CD(解説:貴島公)

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収録曲:
1. エアプイレン
2. ブリキ・ロコモーション
3. サントワマミイ
4. サブマリン
5. やきぐりバンバン
6. サブウェイ・ランナウェイ
7. 日本SFジェネレーション
8. クリスマス・フィードバック・スペイスマン
9. ウィンター・バスストップ
10. ベスパップ・スカウト
11. ヌーベル・シンデレラ
12. さらば青春のハイウェイ

 
Recorded live on 1981-82 at 渋谷 屋根裏
A児 (あがた森魚):ボーカル
ひかる:コーラス
リッツ:コーラス
久保田さちお:ギター、コーラス、ボーカル
土田まこと (ツッチー・マコト):ベース
ライオン・メリィ:キーボード
木村シンペイ:ドラムス (~1981)
三科まさる:ドラムス (1981~)

 
 

 
ヴァージンVS『モンテクリスト・ファンクラブ 下巻』

発売:2023年5月3日(水)
価格:2,580円+税
品番:FJSP477
レーベル:SUPER FUJI DISCS
仕様:CD(解説:東瀬戸悟)

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収録曲:
1. 電話予約スターカッスル城行き
2. トランシルヴァニア
3. 星の未来
4. モンテクリスト・ファンクラブ
5. 我らが王
6. 花見(解散風景)
7. エッフェル塔の歓び (DEMO)
8. ピラミッドの話
9. アバンギャルド・セッション
10. 夢見るカクテルマシン ~Cocktail Machine’s Moon Light Magic Show~
11. merry-synth. DEMO
12. 南洋小夜曲
13. パントマイム
14. ミッドナイト・テレビジョン
15. 青ざめたブルーハ
16. 天然色 (いとしの第六惑星)
17. ロンリー・ローラー

 
Recorded live on 1980-82 at 渋谷 屋根裏 Demo, rehearsal, and field recordings from 1981-83
A児 (あがた森魚):ボーカル
プロデュース:ヴァージンVS
マスタリング:間宮工 (ANOTHER PINT)
デザイン:ダダオ
解説:貴島公(上巻) 東瀬戸悟(下巻)ひかる:コーラス
リッツ:コーラス、ボーカル
久保田さちお:ギター、コーラス
土田まこと (ツッチー・マコト):ベース
ライオン・メリィ:キーボード、コーラス
木村シンペイ:ドラムス(~1981)
三科まさる:ドラムス(1981~)
張紅陽:ピアノ (M10)

 
プロデュース:ヴァージンVS
マスタリング:間宮工 (ANOTHER PINT)
デザイン:ダダオ

 

ヴァージンVS

1972年、「赤色エレジー」で時代の寵児となったあがた森魚が、来るべき80年代に向けリセットすべく、1979年に電子音響を駆使し作ったのが「乗物図鑑」(80年発売)。クラフトワークやニュー・ウェーブの影響を受け、この直後の80年、斬新なサウンドをもって、金色のスーツでA児となりヴァージンVSを結成、ニュー・ウェーブ化を果たし80年代前半を駆け抜けた。テクノ・パンクではあるが、自らブリキ・ロックン・ロールと表した懐かしく明るい、しかし切ないファンタジックな世界は、子供たちが思い描いた未来を表現しようとした独特の世界観であった。あがた森魚を中心に、久保田さちお(ウエストロード・ブルース・バンド、田舎芝居)、木村シンペイ(シュガーベイブ)、ひかる、張紅陽(ダディ竹千代&東京おとぼけCATS)で、まず活動を開始、その後、ライオン・メリィ(ホットランディング)と、土田“ツッチー”まこと、リッツが加わり、1981年1月、TVドラマ「探偵同盟」の主題歌「ロンリー・ローラー」でデビュー。「星空サイクリング」が、TVアニメ『うる星やつら』のエンディング・テーマとなり大ヒット。3枚のオリジナル・アルバム(『ヴァージンVSヴァージン』、『スター★クレイジー』、『羊ヶ丘デパートメントストア』)と、2枚のベスト・アルバム(『乗物デラックス』『ヴァージンVS詩集』)に、世界で3番目に作られたオリジナル・アニメ・ビデオの名作「街角のメルヘン」のサウンドトラック集『ラジオシティファンタジー』を残した。

 

あがた森魚

ボブ・ディランと早川義夫に衝撃を受け作詞作曲を始め、1970年、鈴木慶一と出会いバンドを結成。その“あがた森魚と蜂蜜ぱい”で1971年中津川フォークジャンボリーや春一番コンサートに参加。そこでキングレコード三浦光紀にスカウトされベルウッドの第1弾アーチストとして1972年メジャーデビュー、そのシングル「赤色エレジー」は50万枚の大ヒット。70年代は『乙女の儚夢』、『噫無情』(松本隆プロデュース)、『日本少年』(細野晴臣プロデュース)とアルバム名作を立て続けに発表。1980年代は突如テクノポップ怪作『乗物図鑑』から始まりヴァージンVSを結成、テレビアニメ「うる星やつら」のエンディング曲「星空サイクリング」など活躍した。1987年にはタンゴブームに先駆けた『バンドネオンの豹』からワールドミュージックへ広がり1990年、それを具現化した雷蔵を結成。21世紀以降現在に至るまでほぼ毎年オリジナル・アルバムを発表し続け、約50タイトルのアルバムを残し、74歳の今なおライブを続けている。

 

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開催場所
料金
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WEBサイト あがた森魚 公式サイト
WEBサイト あがた森魚 Instagram
twitter https://twitter.com/DargelosAgt
facebook https://www.facebook.com/agatamorio1
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