2023-03-10 17:00 Fuhito Kitahara

Tattletale、初の正式音源集となる1st EP『0state』リリース。札幌の地下シーンにて鍛え抜かれた演奏力で体現した作品

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Tattletaleが、初の正式音源集となる1st EP『0state』を本日3月10日(金)にリリースした。

 
Tattletalは札幌を拠点に活動する3ピースバンド。

 
今作は、エモ・ハードコア・シューゲイザー・オルタナティブロックなどあらゆる音楽から受けた影響を独自に発展させ、札幌の地下シーンにて鍛え抜かれた演奏力で体現した作品。

 
トレイラーも公開されたのでチェックしよう。

 
 

Tattletaleによるコメントが発表された。

今回のアルバム名、「0state」はテニスとかで使われるラブゲームの0を使わせてもらってます。0がラブってなった語源はフランス語でたまごを意味する「l’oeuf(ルーフ)」から来てるらしくて、まだ自分達が卵の状態であるってのを意味してます。
ジャケットも見てもらったらわかると思うんですけど、落ち込んで胸に穴が空いた様な感覚になる時あるじゃないですか、0はそう言う意味も込めてます。「胸に穴が空いてる状態」みたいな、「0state」はそういう感じです。
アルバム名の通り、俺たちはまだまだ未熟な卵の状態で、それでもLOVE追い求めてる感じの音源です。よければ胸に穴が空いた様な、落ち込んでしまった時に聞いて欲しいです。

 


Tattletale「0state」トレーラー

 
 

 
Tattletale『0state』(ラヴステイト)

発売:2023年3月10日(金)
価格:デジタル 900円 / CD 1,650円(税込)
レーベル:LIVELIFE
仕様:Digital / CD

Amazoでみる(デジタル)
配信サイト一覧

収録曲:
1. 陽炎
2. 炎帝
3. 告別
4. Caffeine
5. Invent an excuse

 

CD取扱店舗:
・diskunion
・LIKE A FOOL RECORDS
・Ukiyo Records.
・PAPER MADE SHELL RECORDS

 

セルフライナーノーツ

1.陽炎
友人の死、飼っていたトカゲの死から生まれた曲。夏のアスファルトに揺れる亡霊をファズに乗せて表現しました。出来るだけガシャガシャ弾かず、ギターのサスティーンを聴かせる曲にしたかったです。バイト終わり、高架下でタバコを吸いながら歌詞を書きました。

2.炎帝
1/1にマジこの世界クソ過ぎて話になんねぇ!」と思って書いた曲です。この曲を色んな場所で演奏して、何かを変えれればいいなって思います。レコしてる時、ベースの音を改めて宇宙怪獣大戦争の様な爆発した音だったんでベースの音注目してお聞きして頂きたいです

3.告別
ばあちゃんの葬式中に書いた曲です。
全曲に言えることですが、31knotsからインスパイアを受けることがすごくあって、この曲は空間と空間の間を行ったり来たり、して楽しいです。

4.Caffeine
最初スタジオでセッションで作って、俺らの表現とは??って自問自答できる曲です。カフェイン摂り過ぎた時の気持ち悪さを表現した曲です。今ライブでやってるこの曲はこの時レコしたものとは全然違うものになってます。ぜひライブへ!

5.Invent an excuse
ウクライナで戦争が始まった日に書いた曲です。平和を望んでいる訳でも、戦乱を望んでいる訳でもなく、俺たちはどうすればいいのか?を自問自答する曲です。これもライブと音源じゃ全然違います。ぜひライブへ!
出来れば朝日が出る前に起きるか、朝日が出るまで酒を飲んで一日を延長していただいて、散歩でもしながら全曲通して聴いていただきたいです。最後にこの曲を聴くと、多分すげぇいい感じです。

 

レーベルコメント

札幌を拠点に活動する3ピースバンド、Tattletale(タートルテイル)。
彼らのライブを体感した観客、バンドマン、ライブハウススタッフなどから「Tattletaleはヤバイ..」と、
その噂は結成当初から呪いのようにジワジワと札幌のシーンに広まった。
若干20歳の若者が鳴らしているとは思えない強度と整合感を併せ持ったそのサウンドは、エモ・ハードコア・シューゲイザー
・オルタナティブロックなどからの影響を受けながらも独自に進化しており、幅広い世代からの注目を集めている。

1曲目の「陽炎」から始まる今作品は、怒りや悲しみ、死生観などを主なテーマとして描かれており、ラストを飾る
「Invent an excuse」のカタルシスへ向かってゆく。
札幌の地下シーンで鍛え抜かれた演奏力と爆音は、もっとも刺激的な音楽体験の1つになることだろう。

 

FRIENDSHIP.レビュー

北海道札幌を中心として活動する3ピースオルタナティブロックバンドTattletale、初の正式音源集であるEP「0state」をリリース。
the hatch主催のイベント「YOUTH IS JUSTICE」に出演するなど、着実にその名を広めている彼らの名刺代わりとなる今作。
オルタナティブやロック、エモやハードコアなどを彷彿とさせる、剥き出しの感情をそのまま楽曲に詰め込み、ライブさながらの熱量で聴き手に迫ってくるような仕上がりになっている。
“怒り”や”悲しみ”など、死生観をテーマとして描かれる全5曲、どの楽曲も一言で表すことができないほど壮大で複雑で、果てしない熱量が込められている。
悲壮溢れるコード進行やシャウトなど、しとしとと雨が降り注ぐような静かであり激しさを内包しているそんな表現がぴったりなのではないだろうか。
M4「Caffein」のように、エモやポストハードコアがクロスオーバーしたような疾走感がありながらも、しっかりと激情が詰め込まれており、バンドとしてのセンスやバランス感覚に惚れ惚れとしまう。
今作のリードトラックでもあるM1「陽炎」は、友人の死・ペットの死から生まれた1曲であり、”死”の儚さや虚しさ、はたまたその美しさがギターのサステインにあわられているようである。
若干20歳とは思えないほどの完成度と熱量を体感できる至高の作品ではないだろうか。

 



 
Tattletale

2020年10月、タートルテイル 結成。札幌のジョイボーイであり、真のラブの探求者であるベーシスト、髙橋歩夢人間のグルーヴと強烈な空間支配による轟音に、純粋無垢に捻くれた、抜群の安定感を誇る竹前勇哉のドラムが重ねられていく。このリズム隊こそこのバンドの大きな要であり、強みなのである。そこに悲壮のカリスマ、髙橋龍太朗の繊細で荒々しいギター、独特な世界観の歌詞を悲鳴のような叫びと不安定かつ力強いメロディで歌い上げる。

札幌市内を中心に毎月3~4本以上のライブをコンスタントに行い、鍛え抜かれた演奏力は同世代のバンドでは群を抜いている。
2022年12月には the hatch主催のイベント「YOUTH IS JUSTICE」に出演。
2023年1月にバンド表記を”Tattletale”に改名。
獰猛で棘のある爆音が、儚く悲壮な曲と調和し、聴く者を優しく包み込むように八つ裂きにする。

Member…
Guitar&Vocal 髙橋龍太朗
Bass 髙橋歩夢
Drum 竹前勇哉


インフォメーション

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開催日時
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WEBサイト Tattletale YOUTUBE
twitter https://twitter.com/tattletale_0318
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