2022-12-07 11:00 Fuhito Kitahara

ioni、岡田深初監督映画『にびさびの巣』オリジナルサウンドトラックをリリース。懐かしい風景や日常を想い起こさせる

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ioniが、映画『にびさびの巣』オリジナルサウンドトラックを本日12月7日(水)にデジタルリリースした。

 
ioniは作編曲家・トラックメイカーとして活動する「まつもとたくや」のソロプロジェクト。楽器演奏は全て自身で行う宅録作曲家で、柔らかくふくよかなコーラスワークを得意としている。

 
今作は岡田深氏の初監督作品、「第23回TAMA NEW WAVE」にノミネートされ、「神戸インディペンデント映画祭2022」で撮影賞を受賞した映画「『にびさびの巣』の劇伴と主題歌を含む全6曲のサウンドトラック。

 
映画のテーマでもある「帰る場所」や「移り変わる人や街」をうけて制作された楽曲は、どこか懐かしい風景や日常などを想い起こさせるような心地よい作品に仕上がっている。

 
 

ioniによるコメントが公開された。

岡田監督からお話をいただいて初めて映画に音楽を作らせていただきました。
美しい映像の中で進む「帰る場所」や「移り変わる人や街」の物語が僕自身にも重なるところがあって、なんだかたまには実家に帰らなきゃなぁと思ったりしました。
小さい頃に遊んでいた地元の景色は今ではもう全然違うものになってしまっているけど、頭の中では意外と色褪せていなくて。
あの頃の思い出とか風景とか友達の顔とかを思い浮かべながら楽曲を作ってみました。

 


映画「にびさびの巣」予告

 
 

 
ioni『映画「にびさびの巣」オリジナル・サウンドトラック』

発売:2022年12月7日(水)
価格:1,200円
レーベル:FRIENDSHIP.
仕様:Digital

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配信サイト一覧

収録曲:
1. にびさびの巣
2. 日記
3. 帰る場所
4. 写真
5. 巣立ち
6. まちのうた

 
FRIENDSHIP.レビュー

宅録音楽家ioni、彼の友人たちが制作したインディーズ映画「にびさびの巣」に書き下ろされた劇版と主題歌を収録した新作をリリース。
これまでioniがリリースしてきたEPと同様に、彼にしか描くことのできないノスタルジックでどこか退廃的で荘厳な雰囲気が詰め込まれたサウンドメイクとなっている。
映画「にびさびの巣」のテーマである『帰る場所』や『移り変わる人や街』に沿うかのように、リスナーのこれまで触れていきた街の風景を想起させるような趣深く、心の奥深くに届くような世界観が今作には広がっている。
ピアノの旋律を中心として、シンプルな展開にコーラスやアコースティックギターなどを巧みに重ねることで、温かく自分を迎え入れてくれる”故郷”のような懐の大きさでリスナーを包み込むようなサウンドがとても印象的だ。
良いことも悪いこともあり、今と昔では変わってしまった部分もあるからこそ”そに場所”には愛着が湧く訳であり、そう言った変化に対する寂しさや懐かしさというものが巧妙に描かれている。
リードトラックでもある「まちのうた」はioni自身が歌唱している唯一の楽曲であり、本映画の主題歌ともなっている楽曲である。
彼の囁くような優しく紡がれるボーカルと、ピアノにとって描かれる美しく温かな雰囲気とのハーモニーがとても心地よく、映画の書き下ろしとしてだけでなく、ioniが作り出す新たな1曲としてもとても素晴らしい仕上がりになっているのではないだろうか。

 



 
ioni

1989年生まれ、東京都出身。
作編曲家・トラックメイカーとして活動する「まつもとたくや」のソロプロジェクト。
柔らかくふくよかなコーラスワークを得意としている。
宅録作曲家。

ドラマーとして音楽活動をスタート。
2015年頃より、フリーBGMサイトのDOVA-SYNDROMEにて「まつもとたくや」名義で楽曲を配信するところから作曲活動を開始。
代表曲「the opening of a book」はYouTubeで100万再生を突破。
その後2018年頃より「ioni」として活動を開始し、並行してアーティストへの楽曲提供やゲーム、ドラマのBGM制作なども行う。


インフォメーション

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WEBサイト ioni 公式サイト
WEBサイト ioni YOUTUBE
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