イベント解説

 
ゲーム「サルゲッチュ」の音楽などでしられる日本のハウスミュージックの重要人物・寺田創一から、若手実力派SSW・諭吉佳作/menまで。夏に盛況を収めた映像×音楽の話題イベント第二弾が開催

 
アーティスト・作家として活動する米澤柊、駒澤零の2人が、今夏に企画し熱狂を記録したライブペイント×音楽の新感覚イベント「自然の中で起きている美しい現象すべて」通称”しぜすべ” 待望の第2弾企画が、来年1月15日、東京・渋谷「Circus Tokyo」 にて開催される。

前回イベントでは、謎多きトラックメイカー・Puhyunecoと日米ディスコ・デュオMilk Talkの初ライブに、KAIRUI，hirihiriをはじめとした新鋭トラックメイカーからバンド・カブトムシの即興自作ハープセッションなど、ジャンルを跨いだ組み合わせで盛況を博した「しぜすべ」だが、今回は冬の開催にちなんで温かみを意識したブッキングとなっている。

出演アーティストは、サンプリングを用いた独自の空間構成を得意とし、先日tofubeatsのリミックスアルバムに参加したばかりの荒井優作をはじめ、崎⼭蒼志とのコラボやでんぱ組.incへの楽曲提供でブレイクし、先日3ヶ月連続シングルリリースを終えたばかりの若手⾳楽家・諭吉佳作/men、Maltine Recordsでのリリースや長谷川白紙や菅原圭とのコラボ、tofubeats、Tomgggのリミックス、J-POPグループ・PAS TASTAでの楽曲制作やボーカロイド楽曲でも根強い人気を誇るyuigotが参加。さらに漫画家の亜蘭トーチカ擁する音楽集団・アナルテクノが2年ぶりのライブを行う。

さらには、ジャパニーズ・ハウス・ミュージックの祖、寺田創一が2001年に立ち上げ、民謡 × テクノ × チップチューンという音楽性とモニターを駆使するライヴ・パフォーマンスで、国内外から高い支持を得るプロジェクト・Omodaka、それぞれがアーバンギャルド、キノコホテル、anttkcとして活躍しながら、不定期に結成される鍵盤+ヴァイオリン+モジュラー+VJの異色3人組〈電撃的お耽美ユニット〉肋骨が参加と、大御所から新鋭まで今回もジャンルレスに活躍するアーティストたちの名前が並ぶ。

DJには2021年より2人体制になり音楽と映像が描き出す髄一の世界観で注目を集めるオーディオ・ビジュアル・ユニットtamanaramen、ナードコア、ブレイクコアをルーツに持ちながらネタを巧みに活かした高速のプレイでフロアを湧かせるpencilが参加。

ライブペイント/VJは6人のアーティストの交替で行う。前回に引き続き主催の米澤柊＆駒澤零、YunomiやNeko Hackerをはじめとしたアーティストのビジュアル/ライブペイントで知られるきあと、アーティストの布施琳太郎が続投するほか、アイドルグループRAYや長谷川白紙のアーティストビジュアルを担当、最近ではブランド・killremoteとのコラボレーションを行ったばかりのfrom_photobooth、グラフィックデザインやエレクトリック・ユニットCapoteのMVなどを手掛けるorikoが参加する。ステージごとにスペシャルコラボもある予定で、一体どんな融合が起きるのか楽しみだ。

また、今回はトラックメイカーのKATによるフード（魯肉飯）の出店もある。会場では前回に引き続き、出演アーティストによる会場限定ZINEや、キービジュアルをあしらったグッズの販売を予定している。
ステージ出演者で唯一発表されていない「Secret Act」の全貌は、後日明かされる模様。

チケットは本日21時より、PassMarketにて前売りの販売がスタート。12/5までは先着で早割チケットも販売する。
豪華メンバーによる、スペシャル尽くしのイベント、是非とも足を運んでみてほしい。

米澤柊

1999年東京生まれ。アーティスト、アニメーター。現在のデジタルアニメーションにおけるキャラクターの身体性、またそのアニメーションが生きる空間の空気性に関心を持って制作している。
主な作品に「絶滅のアニマ」(小高製本工業跡地［惑星ザムザ］, 2022)、「劇場版：オバケのB′」(NTTインターコミュニケーション・センター, 2022)、「場所たちのいる場所」(熱海市街地［ATAMI ART GRANT］, 2021)　など。
主な展覧会に「ディスディスプレイ」(Calm & Punk Gallery, 2021)、うしお鶏との二人展「AB」(新宿眼科画廊, 2020)など。
また、主な共同制作としてMV「Nitecore – Heartbeat」（ディレクション＝ファンタジスタ歌磨呂）や、東京スカパラダイスオーケストラ×長谷川白紙のMV「会いたいね｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ feat.長谷川白紙」のアニメーション作画。KAIRUIによるシングル「海の名前」のアートワーク制作など。

https://shuyonezawa.com/

駒澤零

東京都出身。1996年生まれの アーティスト。

2022年9月に始動したインターネットレーベルのオーナーを務め、全ての楽曲アートワークとビジュアルを担当している。2021年4月より、DJ / トラックメイカーの栄免建設と共にレコードDig漫画『ディグインザディガー』を連載開始。DÉ DÉ MOUSE、Shin Wada（S.L.N.M）など豪華ゲストを迎えながら好評更新中。主宰するポップユニット・nemuigirlとしての音楽活動のほか、テレパシー・モーニングのメンバーとして作曲/アニメーション/3Dを担当。ソロではVOCALOIDを使用した楽曲、客演のほか、LOW HIGH WHO?のDJ6月をProdに迎えた楽曲などをリリースしている。
主な制作MVに大槻美奈「電波ジャック」、レーベル、colormal、白神真志朗、the Stillをはじめとしたバンドやアーティストのアートワークやジャケット・ロゴデザインを手掛けている。
主な展示会に、nekoとの2人展 「祈り」（“meee” gallery Tokyo、2021）、グループ展「お泊まり会」（rusu、2021）、いちにほ・駒澤零 二人展「Retrospective」（Art Gallery Shirokane 6c、2021）、グループ展「ニューロマンティックへようこそ」（space newromantic、2022）など。

https://renren0824.tumblr.com/