2022-10-05 21:00 Fuhito Kitahara

黄鶯睍睆(uguisu-naku)、1st EP『不滅ep.』リリース&MV「新しい光」公開。言語の美を極限まで追及した唯一無二のバンド

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が、1st EP『不滅ep.』を本日10月5日(水)にデジタルリリースした。

 
黄鶯睍睆(uguisu-naku)は今年2022年3月にシュウタネギと愉快なクルーや、KD(ex.キイチビール&ザ・ホーリーティッツ)率いるtenbin Oなどと共に、即興性を重視した中で行った『0回目のセッション』にて多方面から高い評価を獲得している。

 
今作は、言語の美を極限まで追及した歌詞と、クラシックなロック/ポップスに現代的な息吹を吹き込む楽曲で構成。音楽だけではなく、小説、詩、短歌、映像などを担当するメンバーがおり、メンバーが経営する「studioBIRDLAND」(兵庫県西宮市)にて4曲すべてをセルフレコーディング/ミックスするなど、渾身の作品に仕上がった。

 
また、KDがコーラスで参加している。

 
そして、映像監督/イラストレーターの向田優氏を監督に迎え共同で制作した「新しい光」のミュージックビデオも公開された。

 
ライナーノーツ及びFRIENDSHIP.によるレビューも発表された。MVと併せてチェックしよう。

 
 


黄鶯睍睆(uguisu-naku)「新しい光」Music Video

 
 

 
黄鶯睍睆(uguisu-naku)『不滅ep.』

発売:2022年10月5日(水)
価格:900円
レーベル:FRIENDSHIP.
仕様:Digital

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配信サイト一覧

収録曲:
1. 不滅
2. 新しい光
3. 遠くへ
4. ポートレート

 

ライナーノーツ

日本に産まれ落ちたからには、日本語のロックの極限を一度目指してみよう、という旗の下に集い2022年結成。

真に滅びないものとはなにか? をゴッホの燃えるペンで描かれた絵画からインスピレーションを受けて表現した「不滅(英題:Undying love)」。
新しい世界の始まりに、ふたたび”Power to the people”というレノンのメッセージを甦らせる「新しい光(英題:Let there be light)」。
シティ・ポップとは真逆の、言うなればヴィレッジ・ポップとでも呼ぶべき老境の美が切なく輝く「遠くへ(英題:(Walk up) The riverside)」。
インディー・オルタナティヴな疾走感あるサウンドに万葉の日本語を融合させ、新しい感覚を創り出した「ポートレート(英題:Portrait)」。

メンバーが経営する西宮「studioBIRDLAND」にて、4曲すべてを自分たちだけでレコーディング、ミックスした渾身の1st ep。
音楽だけではなく、小説、詩、短歌、映像などを担当するメンバーがいる芸術集団。

 

FRIENDSHIP.レビュー

黄鶯睍睆(uguisu-naku)」さん自身初の音源リリースになります。
黄鶯睍睆(uguisu-naku)さんは元々FRIENDSHIP.でサポートしていた「僕が王様だった頃」の中心メンバーを元に新バンドとして再始動するため改名、再スタートという流れになります。
新バンドとしての始動を告げる今作EPは、メンバーにSLMCTからベースが参加していたり、解散してしまいましたがキイチビール&ザ・ホーリーティッツのKDさんがコーラスに参加するなど、関西インディ(特に神戸あたりの)が詰まった作品になっております。
フォーキーで昭和歌謡的な雰囲気もありつつ、シティポップらしさも垣間見えるM1から始まる今作は、ゆったりと体を揺らすような心地の良いグルーヴ感が印象的です。如何に彼らが”日本語”を大切にして自分たちの世界観を表現しようとしているのかを感じることができるようです。踊ってばかりの国などのジャンル感にも近いような気がします。
今作のリードトラックはM2「新しい光」です。
M1とは打って変わってバンドサウンドが光る仕上がりになっています。
ゆったりとロマンチックに紡がれるボーカルやJ-POPサウンドが病みつきになるバンドサウンドもさることながら、ロックンロールの雰囲気も感じさせるアプローチなど、バンドとしてのレベルの高さ、豊かな世界観をしっかりと感じることができる1曲になっております。
終盤にかけてギアが上がっていくように展開はかなりアッパーでみんなでシンガロングしようよ!みたいな雰囲気さえ感じることができる印象ですね。どこかノスタルジックな雰囲気もあり、80~90年代J-POPを彷彿とさせるサウンドメイクもかなり良いですね。
M1とM3はフォーク調でしっとりと歌詞の世界観をリスナーに感じさせる楽曲であるのに対し、M2とM4はバンドサウンドを基調にしたアップテンポでありつつノスタルジックな彼らにしか表現できない日本語の美しさに溢れた世界観が詰まった楽曲になっており、EPとして抑揚がはっきりとしていることでどっぷりと作品の世界に浸ることができるのではないでしょうか。
とても素晴らしいEPに仕上がっています。

 



 
黄鶯睍睆(uguisu-naku)

【意】古代中国で考案されて日本に渡った、四季を表す七十二候の一つ。
言語の美を極限まで追及した歌詞と、クラシックなロック・ポップスに現代的な息吹を吹き込んだ楽曲たちが結びつき、唯一無二の煌めきを放つ。
2022年3月の「シュウタネギと愉快なクルー」やKD(ex.キイチビール&ザ・ホーリーティッツ)率いる「tenbin O」などと共に、即興性を重視した中で行った”0回目のセッション”にて、ミュージシャンだけではなく多方面から高い評価を獲得し、ついに本格的に始動。
またKDは、本作のM2, M3, M4にコーラスで参加している。向田優を監督に迎え共同で制作した「新しい光(M2)」のミュージックビデオもリリース日に公開予定。


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