2016-04-29 12:00

5月26日に結成9周年記念イベント『時計が動き出すとき』を開催する壊れかけのテープレコーダーズにインタビュー

壊れかけのテープレコーダー

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5月26日(木)に代官山 晴れたら空に豆まいてで結成9周年記念イベント『時計が動き出すとき』を開催する壊れかけのテープレコーダーズ。ゲストとして、水橋春夫グループ(exジャックス)とHOMMヨの出演が決まっています。このイベントについて、リーダーの小森清貴さん(vo,gt)にメールインタビューを行うことができました!

 

interview & edit by Fuhito Kitahara

 
 
 

| 今この時にしか邂逅出来ない「現在」という瞬間を、お客さんとも共有できる企画を創り上げたい

 

   壊れかけのテープレコーダーズの簡単な自己紹介をお願いします。

 

小森清貴(以下、小森) 小森清貴(Vocal。Guitar)、遊佐春菜(Vocal、Organ)、shino(Bass)、44O(Drums)からなる4人組のロックバンドです。

 

   結成9周年とのことですが、バンド結成のキッカケを教えてください。

 

小森 元々僕が壊れかけの前にやっていたバンドがありまして、そのバンドのメンバーが脱退してしまい、そこに加入したのがたまたま出会ったshinoと44Oだったんです。

ですが、彼らが加入した矢先にもう片割れのオリジナルメンバーも辞めてしまい、元々のメンバーは僕1人になってしまって…..。こうなれば新しいバンドとして起動させようと。それで遊佐を加えて、壊れかけのテープレコーダーズを結成しました。2007年5月の話です。ちなみにshinoとは居酒屋で、44Oとは高円寺の無力無善寺で、遊佐とは当時のバイト先の古本屋で出会いました。

 

   今回のイベントはどういうイベントでしょうか?

 

小森 僕はジャックスは大ファンで、早川義夫さんとは光栄なことに共演させて頂いたこともあったのですが、水橋春夫さんに関しては昨年のフジロックでのライヴを観て本当に心の底から感銘を受けて、来年絶対に水橋さんと共演したい!と思っていたんですよ。

それで、たまたま今年2月の僕らの大阪ツアーの翌日に水橋さんも大阪でライヴをされていて、意を決し直接出演交渉に伺いました(笑)。それで、結果的にご出演頂けることになりまして。いやあ、我ながら素晴らしい行動力だなあと(笑)。願いは叶うものですね。

で、その前日の僕らのライヴというのがHOMMヨのレコ発で、それがまた凄く良くて、最初は水橋さんと2マンを構想していたんですが、「ここにHOMMヨも交え3マンにしよう!」と思いたったのです。何度も対バンしているバンドですが、HOMMヨはいつだって最新が最高のバンドですよ。

企画の主旨としては、壊れかけにしろHOMMヨにしろ、ジャックスが切り開いた道があるからこそ、僕らは今こうやってこの国でロックミュージックをやれていると思うんですよ。僕は先人へのリスペクトを絶対に忘れない。そして願わくばそういう脈々と連なるロックの歴史の中で、2016年5月、今この時にしか邂逅出来ない「現在」という瞬間を、お客さんとも共有できる企画を創り上げたいんですよね。それは今回の企画に限らず、いつでも僕の頭の中にはそういうテーマがあります。今回もその一環です。

 

   HOMMヨと水橋春夫グループの紹介をお願いします。

 

小森 HOMMヨは、日本最強のガールズ3ピースロックバンドですね。実はこれを書いている前日に彼女たちのライヴを観てきたんですが最高のライヴで。最新のレコードは最高傑作ですよ。バンドのキャリアは僕らよりすこし長いけど、まあ年も同世代だし、同期というか、盟友と呼べるバンドですね。大好きなバンドです。

水橋春夫グループは、日本のロックの原点とも言える伝説のバンド「ジャックス」のオリジナルギタリスト水橋春夫さんのバンドです。水橋さんは、ジャックス以降の約半世紀近い沈黙を破り、今まさかの復活!昨年はフジロックにも出演。早川義夫さんとはまた違った魅力のある水橋さんの歌には、今なお青春の苦悩や葛藤、或いは人間の弱さや儚さが宿り、観る者の心を絞めつけるんです。若い人にこそ、絶対観て欲しい!ベースの谷野さんもジャックスのメンバーです!

 

   ところで、みんな気になるところだと思うのですが、新譜の予定はありますか?

 

小森 ふふふ….

 

   イベントタイトルの「時計が動き出すとき」には、どんな想いが込められているのでしょうか?

 

小森 ジャックスの名曲「時計を止めて」をもじって、それこそ数十年振りの水橋さんの活動再会は、「まるで止まっていた時計が動き出すようだなあ」と思いこのタイトルにしました。

そしてもうひとつ、これは当日のお楽しみなんですが、止まっていた時計が動き出すような演出を今考えています。ぜひ実際に来て確かめてみて下さい。

 

   イベントへの意気込みを教えてください。

 

小森 満員にしたいんでなんとかお願いしますよ皆様!(笑) ちなみに、壊れかけは9周年ということで歴史を総括したセットリストを組みますよ。楽しみにしていて下さい。

 

   最後にこれを読んでくれている読者へのメッセージをお願いいたします。

 

小森 イベントに来て下さい!絶対損はさせません!こんなイベントは壊れかけでしか出来ないですよ!2500円以上の価値があります!絶大なる自信があります。信頼して下さい!

 
 
 

壊れかけのテープレコーダーズ結成9周年記念企画『時計が動き出すとき』

日程:2016年5月26日(木)
会場:代官山 晴れたら空に豆まいて
住所:東京都渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山B2
時間:open18:30 / start19:00
料金:前売り2,500円 / 3,000円(共に+1ドリンク)
出演:壊れかけのテープレコーダーズ、水橋春夫グループ(exジャックス)、HOMMヨ

 
 

壊れかけのテープレコーダーズ 最新アルバム

 
壊れかけのテープレコーダーズ-broken world & pray the rock'n roll

 
『broken world & pray the rock ‘n roll』

発売:2014年7月9日
定価:2,500円(税別)
品番:MYRD-70
レーベル:MY BEST! RECORDS

Amazonで見る

 
収録曲:
1. 15歳のポケット
2. 海岸線
3. エンドレスワルツ
4. 聖者の行進
5. broken world
6. どこにいても
7. 夜の果てへの旅
8. ひとつ
9. ロックスターのお墓参り

 


壊れかけのテープレコーダー

 
壊れかけのテープレコーダーズ

this is rock ‘n roll band

原初的な「ロック」の精神を現代に継承し提示させながら最新型を打ち鳴らす4人組。
男女ツインヴォーカルの紡ぎだすハーモニーと、激しく歪められたギター、ヴィンテージコンボオルガンの調べ、それらを支えるベースとドラムを武器に、2007年の結成以来不動の4人にて活動中。

これまで4枚のアルバム他、シングル、ライヴ盤、コンピレーションへの参加など多数の作品を世に残しながら、東京を中心に全国各地を股にかけながら狂熱のギグを行う当代屈指のライヴバンドとしても定評がある。

2014年夏、最高のロックンロールアルバムと絶賛された4th「broken world & pray the rock ‘n roll」をリリースし、2015年1月そのツアーファイナルワンマンを新代田FEVERにて成功させる。

 

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この記事の画像
水橋春夫グループ HOMMヨ1


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