2022-08-17 19:00 Fuhito Kitahara

50 pears、1stフルアルバム『Wave Biograph』9月7日発売決定。”波の一生”に焦点を当てた、心地よさと不安定さが介在するサウンド

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50 pearsが、1stフルアルバム『Wave Biograph』を9月7日(水)に全国流通りリースすることになった。

 
50 pearsは2017年に大学のサークルで結成された。同年5月にsound cloudにて公開した楽曲「白いフレア」がTsuruta氏(17歳とベルリンの壁)や夏bot氏(For Tracy Hyde)の目に留まり注目を浴び、2nd EP『recurring』収録曲の「映画」はJ-WAVEのSONAR MUSICにて紹介されるなど、東京インディーズ・シーンにおいてひそかに注目を集めている。

 
そんな彼らが満を辞して発表する今作は、”波の一生”に焦点を当てたコンセプトアルバムで、海でのフィールドレコーディングによる音とギターのノイズを多用し、心地よさと不安定さが介在するサウンドが魅力的な作品。

 
”低体温なポップネスとストレンジな空気感”を携えた今作のサウンド・エンジニアは中村公輔氏が担当した。

 
またLaura day romanceの井上花月や、水いらずの井上真、下北沢THREEのブッカー:はじめちゃん、エンジニアの中村公輔ら各方面からコメントも寄せられている(敬称略、コメントは下に掲載)。

 
また、先日開催したアルバムリリースイベント『(((波の生成)))』のライブ動画も公開された。50 pearsの温度感を知ることが出来る映像となっている。

 
なお、広田智大氏がディレクションしたミュージックビデオ「Intersection」が公開中なので併せてチェックしよう。

 
 


Wave ~ Anonymous – 50 pears ((((波の生成))) at 下北沢THREE)

 


50 pears – Intersection [MV]

 
 

 
50 pears『Wave Biograph』

発売:2022年9月7日(水)
価格:2,400円(税込)
品番:UTMR-0001
発売元:うつむろレコーズ
仕様:CD

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収録曲:
1. Wave
2. Anonymous
3. Intersection
4. Ripple Mark
5. Solarization
6. Plantae
7. Wave (Roll Back)
8. 映画
9. Absent-Minded

 
All songs & lyrics written – Naoto Kato
All songs arranged – 50 pears
Key. – awawa [Track1,3,4,5,6]
Recorded – Kohsuke Nakamura (STUDIO CRUSOE / 深海スタジオ)
Mixed & Mastered – Kohsuke Nakamura
Album art designed – タクロー(Jan flu/GeGeGe)

 

レコメンドコメント

 
はじけて消えていってしまう波の泡、そのひと粒ひと粒がわたしたちの日常で、海はそれらを思い出す装置としてずっとそこにあるのだ。だから全部手放して、進んでいって大丈夫だよ、と、生まれた時からしってる光に言われているようでした。アルバム完成おめでとうございます。

―井上花月(Laura day romance)

 

曲の繋がりがこんなにも気持ちいいアルバムは珍しい。それは、記憶の連想ゲームのよう。セミの死骸から夏休みの宿題を、好きだった同級生を思い出すよう。
38分54秒の近づいては遠のく波の狭間に、それぞれの「光」を見つけられるはずです。必聴!

―井上真(水いらず)

 

『Wave Biogragh』は波の一生をテーマにしたコンセプトアルバムです。ですがこれは、長いこと50 pearsを見てきてその音楽を聴いてきた僕には、今までの50 pearsとしての道のりをまとめ上げたアルバムとも感じられました。寄せては返す波のように移り変わる時代や流行の波に飲まれながら試行錯誤して作り上げられた渾身の一枚なんじゃないかなと。
決して綺麗に澄んだ穏やかな南の島の波ではなく日本海の断崖で弾ける荒波のような、湘南のゴミ混じりの濁った海のような、そのリアルさを保ちながらも美しくパッケージングされた音楽です。

―はじめちゃん(下北沢THREE)

 

いまこの時代に「アルバム通して聴いて!」って作品はかなり少なくなって来ていますよね。サブスク全盛でプレイリストに入るために、ほとんどの楽曲がキャッチー、キャッチー、キャッチーの連続。一瞬だけ聴くならそれも最高ですが、通勤や移動のバックグラウンドで、景色を塗り替えてくれるような没入感のあるアルバムに出会うことが少なくなりました。
本作は波の一生をモチーフにしたコンセプト・アルバムで、世界を作る!と言ったら大げさですが、サングラスのように少し現実の見え方を変えられたらいいなって気持ちで作りました。僕は彼らの気持ちを汲んでお手伝いしただけですが、メンバーもきっと同じ想いでプレイしていたと思います。聴いてくれるみんなの日常が、ひととき水の中に溶けて揺蕩うように。そんな世界の入り口になることを願って。

―中村公輔 (Recording, Mix and Mastering)

 



左から、Gt. Cho. Shunsuke Goto、Vo. Gt. Naoto Kato、Dr. Shun Miura

 
50 pears

東京で活動する3人組インディーロックバンド。
2017年3月に大学のサークルにて結成後、同年5月にsound cloudにて公開した楽曲『白いフレア』がTsuruta氏(17歳とベルリンの壁)や夏bot氏(For Tracy Hyde)の目に留まり注目を浴びる。また同年シューゲイザーの楽曲を中心とした1st EP『floating』を発売し好評を博す。さらに2018年にはサイケデリックロックやインディーロックに接近した2nd EP『recurring』を発売し、リードトラックの『映画』はJ-WAVEのSONAR MUSICにて紹介される。2020年には深層心理をテーマにしたシングル『Absent-Minded』をリリース。また2021年12月に2ndシングル『Intersection』をリリースし、2022年6月に1st Album『Wave Biograph』を発売する。
Deerhunter、Stereolab、Crumb等に影響を受けた「低体温でストレンジな空気感」をテーマに、新たな音の世界を開拓している。


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