2022-02-09 12:00 Fuhito Kitahara

浜崎なおこ、新作シングル『INORI』3月9日発売決定。表題曲先行配信スタート。急逝したヒトミィクがプロデュース

Pocket

浜崎なおこが、新作シングル『INORI』を3月9日(水)にリリースすることになった。

 
浜崎なおこは、1988年にReplicaのボーカルとしてメジャーデビュー。アルバム11枚をリリースし、1995年解散。その後、Naoco & The Infections(後にThe Infections)の結成や、甲斐バンド/元ARBの田中一郎氏のユニット:なおこと一郎ではFUJI ROCKに出演し、2020年より本格的なソロ活動をスタートさせている。

 
今作は、昨年2021年に急逝されたヒトミィクこと元Han-naのVo.倉本ひとみ氏がプロデュースした作品で、ラテンテイストも覗かせる心地よいリズムと力強い浜崎の歌声が響く「バレリーナ」と、聴く人の心にすっと染み込みそっと包んでくれる「INORI」の2曲を収録。

 
本日2月9日より「INORI」の先行配信がスタートした。また、2月16日(水)には同曲のMVも公開予定とのことだ。

 
浜崎なおこによるコメントも発表された(下に掲載)。

 
 


『Ballerina』浜崎なおこ-スタジオライブ

 

浜崎なおこ コメント

 
バンドブーム全盛の1989年。 TVのパーソナリティを担当した縁で出会った倉本ひとみ(ヒトミィク)=ひとみちゃん。 Han-naとReplica。同じ、バンドの紅一点ということもあり、時には悩みを打 ち明けたり、励ましあったり。当時、桜木町にあったHan-naハウスにもよく遊びに行って、朝まで呑んだり騒いだりした。 面倒見の良い彼女は、私のピンチにはいつも「なおこ!大丈夫だって!」と背 中を押してくれた。
Replicaが解散した時も、頭も心もまるで真空になっていた私に、「なおこ、大丈夫!とにかく歌ってみな。そしたら何か見えるから!」と、彼女の地元・札幌のライブに招いてくれた。
あの時の「とにかく歌ってみたら、何か見える」という言葉は、現在でも私の 支えになっている。

2019年秋。久々の電話。10年に渡る介護生活を終えたこと、そして自らも闘病し余命宣告されたことを静かに話してくれた。言葉を失った私に、彼女は穏やかに「死ぬのは怖くないんだ。」と言った。
そして、「ただ、もう一度音楽を創りたい。自信を持って世に出せるモノを。だけど、途中で歌えなくなってしまったら、と思うと踏み出せない。もし歌え なくなったら、なおこが代わりに歌ってくれないかい?」と。チカラになれるなら、どんなことでもしたい、と思った。そして、色んな感情が渦巻く中で即答した。
「バックコーラスでも何でもやる。だけど、ひとみちゃんの歌はひとみちゃんが歌うんだよ!大丈夫、わたしがついてるから。」矛盾して聞こえるかもしれ ないけど、心からの想いだったのだ。
それから1年半。ひとみちゃんは、凄まじい精神力と、艶と深みを増した歌声で、アルバム2枚分の素晴らしい作品を創りあげた。

プロジェクトが進行する中で、Replica時代に私が書いた「バレリーナ」をヒ トミィクとしてプロデュースし、その新しい魅力を引き出したい、と申し出てくれた。
歌手としては、勿論、大・大リスペクトしているし、プロデューサーとしても 素晴らしいヒトミィクの描くバレリーナを、私も「歌いたい」そして「聴きた い」と思い、OKした。
そして、見事に新しい表情の情熱的な”Ballerina”が誕生した。

2020.11月、ひとみちゃんから「なおこに歌って欲しい曲が出来たんだ」と、”INORI”のデモ音源が届いた。聴いた途端、心が震え、涙が溢れた。そして、とても大切な大きなものを託された、と武者震いした。
2021.4月、東京での最後のスタジオワーク。“INORI”のレコーディングを私は 一生忘れないだろう。
スタジオの分厚いガラスとヘッドホンに隔てられても、すごく静かに深く、私たちは繋がっていた。
水が流れ込むように、それぞれのイメージが溶け合って、同じ世界を観てい た。
あれは、とても不思議で穏やかな、特別な感覚。
思い返すと、私はいつも彼女の「大丈夫だよ!」に背中を押されていた。そして、私も、「最後まで歌えないかもしれない」という彼女に、何度も「大丈夫だよ!」と繰り返していた。
少しは支えることが、できていたかな。そうだったら、嬉しいな。

今も”INORI”を歌うたび、彼女はどこか近くに居て、深いところで繋がっている気がする。

浜崎なおこ

 
 

 
浜崎なおこ『INORI』

発売:2022年3月9日(水)
価格:1,100円(税込)
品番:OPT-1002
レーベル:OpitTa Record
仕様:CD

収録曲:
1. INORI
2. Ballerina

 
参加ミュージシャン

[INORI]
Producer : ヒトミィク
Music & Lyrics by 倉本ひとみ
Vocal : 浜崎なおこ
Piano : 広本葉子
Erhu : 小山玉蘭
Backing Vocal : ヒトミィク
Programming : ホリエアキラ
Arrangement:ヒトミィク/ホリエアキラ

[Ballerina]
Producer:ヒトミィク
Music & Lyrics by 浜崎なおこ
Vocal:浜崎なおこ
Piano : 広本葉子
Guitar : 嘉多山信/沼田恵三
Percussions : 平谷庄至
Backing Vocal : ヒトミィク
Backing Vocal & Hand crap : 伊藤アキトモ/沼田恵三/平谷庄至/YAN-G
Sound Producer & Programming:ホリエアキラ
Arrangement:ヒトミィク/ホリエアキラ

 

作品解説:

彼女のデビュー当時からの盟友で、ヒトミィクこと元Han-naのVo.倉本ひとみの音楽活動再始動とともに、プロジェクトに参加。昨年リリースされたヒトミィクのアルバム『Proof of Life』でバックコーラスを務めた。プロジェクトが進む中で、ヒトミィクの提案により”Replica”時代の楽曲『バレリーナ』を ヒトミィクがプロデュース。新生『Ballerina』が誕生した。2020年11月、ヒトミィクから「なおこに歌って欲しい曲が出来たんだ」と『INORI』のデモ音源が届いた。後に浜崎なおこは、「聴いた途端、心が震え、涙が溢れた。そして、とても大切な大きなものを託された、と武者震いした。」と語っている。

ヒトミィクは、残念ながら昨年5月に急逝してしまったが、ヒトミィクと浜崎なおこがともに創り上げたこの2曲が、遂に3月9日(水)CDリリースされる。

ラテンテイストも覗かせる心地よいリズムと力強い浜崎の歌声が響く『Ballerina』と、聴く人の心にすっと染み込み、そっと包んでくれる、そして温かく見守ってくれる優しさが溢れた『INORI』の2曲を収録。

固く結ばれた2人の絆が結実した作品。是非チェックしてほしい。

 



 
浜崎なおこ

広島出身 6月7日生まれ B型
小学3年生の時、ラジオから流れてきたスージー・クアトロ「ママのファンキーロックンロール」のシャウトに衝撃を受け音楽人生が始まる。

1988年 地元広島での大学時代に結成されたバンド”Replica”のボーカリストとして、日本コロムビアTRIADレーベルよりデビュー。
1994年 TBS系アニメ「ヤマトタケル」のオープニング、エンディング担当(濱崎直子名義)
1995年 約7年間の活動の中でアルバム11枚をリリースし(後のベスト盤含む)”Replica”解散。後にデビュー30周年を節目に再結成ライブを東京、名古屋、大阪にて行う。
1996年 自身の楽曲を中心とした”Naoco & The Infections”(後にThe Infections)結成。
自身の音楽活動のほか、 笹路正徳氏音楽プロデュース、TV東京アニメ「エルフを狩るモノたち」Ⅰ&IIのオープニング、エンディング曲を担当(浜崎直子名義)
2002年 ”The Infections”リバプールレコーディングの4枚目アルバム発表。
2016年 田中一郎氏(甲斐バンド、ex.ARB)とのアコースティックユニット”なおこと一郎。”活動開始。2018年にアルバム1枚リリース。
2019年 「なおこと一郎。」FUJI ROCK出演。
2020年12月 空の見えるレコーディングスタジオから「日没前の一番美しいマジックアワーをそれぞれの場所楽しみながら音楽で繋がる」コンセプトの生配信ライブを「浜崎なおこ」名義(pf.広本葉子 ds.平谷庄至)で行いソロ活動をスタート。都内各地でライブ活動を開始。
2021年9月5日 1st solo Digital Single「slow life」10月26日 2nd solo Digital Single「流星」リリース。

デビュー当時からの盟友元Han-na vo.倉本ひとみ 現”ヒトミィク”の音楽活動再始動とともに、バックコーラスでプロジェクトに参加。
プロジェクトが進む中で、ヒトミィクの提案により”Replica”時代の楽曲「バレリーナ」をヒトミィクプロデュースによりアレンジ、サウンドも新たにレコーディング。
その後 ヒトミィクが書き下ろし、彼女の「音楽と世界への思い」を託された「INORI」をレコーディング。

 

注目記事

今年5月に永眠したヒトミィクが盟友とともに病と闘いながら制作したアルバム『Proof of Life』本日11月24日発売。魂を共鳴させる歌声


インフォメーション

タイトル
開催日時
開催場所
料金
アクト
連絡先
WEBサイト 浜崎なおこ Twitter
WEBサイト
twitter
facebook
この記事の画像


関連記事:
こちらのニュースもどうぞ: