2021-12-29 12:00

ライブレポート:ムーンライダーズ、12月25日・26日に恵比寿The Garden Hallでクリスマス・ライブ「moonriders live THE COLD MOON」開催

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moonriders(ムーンライダーズ)が2021年12月25日・26日に恵比寿The Garden Hallで開催したクリスマス・ライブ「moonriders live THE COLD MOON」のオフィシャルレポートが到着した。

 
ムーンライダーズは今年2021年にデビュー45周年を迎えた、日本が誇る至高のロックバンド。12月15日にはライブ音源&映像『LIVE 2020 NAKANO SUNPLAZA』を4形態でリリースしている。

 
そして、来年2022年3月12日(土)には約11年ぶりのオリジナルアルバム、翌日3月12日(日)に日比谷野音ライブを開催することが決定している。

 
日比谷野音ライブは、2022年1月7日11:59までチケット先行受付(抽選)受付中。

 
 

moonridersがクリスマス・ライブで11年ぶりの新アルバム&日比谷野音ライブを発表!

 

2021年に45周年を迎えたmoonridersが12月25日&26日、東京・恵比寿 The Garden Hallでクリスマス・ライブ「moonriders live THE COLD MOON」を開催した。

 
開演時間直前、ステージ下手に登場したのは、moonridersのメンバーの様な面々が”影アナ・バンド”として登場。開演に際しての注意事項を演奏に乗せてアナウンス。そのまま煙を巻くようにステージを降り、暫くするといよいよmoonridersの登場。DAY1(25日)の1曲めは「ぼくはタンポポを愛す」。1995年にリリースされたシングル”HAPPY/BLUE’95″のカップリング曲でアルバム未収録曲。よほどのmoonriders・ファンでなければ知らない曲だ。こんなマニアックな曲をオープニングに選ぶことが、いかにもmoonridersらしい。DAY2(26日)のOP曲は1977年リリースのセカンド・アルバム収録の「独逸兵のように」。これには古参ファンも大喜び。

2日間のライブにサポートとして入ったのは澤部渡(スカート)と佐藤優介(カメラ=万年筆)の2人。澤部渡は故・かしぶち哲郎(2013年逝去)のナンバーでは、リード・ヴォーカルも担当し、集まったファンを沸かせた。

後半は鈴木博文の泣き節ボーカルが美しい「ボクハナク」、ギタリストの白井良明が歌うアップチューン「トンピクレンッ子」と鉄板ナンバーを叩き込み、本編ラストは各メンバーが、詞曲アレンジをリレーのように綴るクリスマス曲「.I am a Robot Santa Claus」で締めた。

 
アンコール1曲目、DAY1はファーストアルバム収録の「火の玉ボーイ」、DAY2はクリスマス翌日ということで新曲「クリスマスの後も」を披露。はちみつぱい時代の名曲「大寒町」を経てラストは、年末にふさわしくベートーヴェンの”第九”に新たに詞をつけた「No.9」を演奏し、2時間に渡ったクリスマス・ライブは終了した。

 
初日(25日)の終演後、ステージでは記者会見が開かれた。かつてmoonridersは、数々のレコード会社を渡り歩いた事から”ロック界の江夏(投手)”と呼ばれたが、会見ではキャリア12社目となる、日本コロムビアに移籍する事を発表。同時に同社から11年ぶりのオリジナル・アルバムをリリースすることも明らかにされた。また、レコ発記念ライブを3月13日(日)に東京・日比谷野外大音楽堂で開催も発表。moonridersは35周年の2011年に無期限活動休止を宣言。その後、活動休止の休止(=活動再開)を繰り返し、ファンをやきもきさせてきたが、この日、鈴木慶一から”一生バンド宣言”が飛び出し、今後は安定した活動が見込まれそうだ。

moonridersの日比谷野音ライブのチケットは、ただいま先行抽選を受付中(1/7まで)。

 

moonriders live THE COLD MOON セットリスト

 
開催日程:2021年12月25日(土)&26日(日)
開催会場:恵比寿 The Garden Hall

 
出演:
ムーンライダーズ
鈴木慶一/岡田徹/武川雅寛/鈴木博文/白井良明/夏秋文尚

サポート・メンバー:
澤部渡(Skirt)/ 佐藤優介(カメラ=万年筆)

 
演奏曲:
DAY1
01. ぼくはタンポポを愛す
02. Come sta Tokyo?
03. 駅は今、朝の中
04. プラトーの日々
05. Love me tonight
06. Y.B.J
07. VIDEO BOY
08. いとこ同士
09. HAPPY LIFE
10. Cool Dynamo, Right On
11. スプーン一杯のクリスマス
12. 恋人が眠った後に唄う歌
13. ボクハナク
14. トンピクレンッ子
15. BEATITUDE
16. I am a Robot Santa Claus
-Encore-
17. 火の玉ボーイ
18. 大寒町
19. No.9(未発表曲)
ムーンライダーズ:

DAY2
1. 独逸兵のように
02. Come sta Tokyo?
03. 駅は今、朝の中
04. プラトーの日々
05. Love me tonight
06. Y.B.J
07. VIDEO BOY
08. いとこ同士
09. HAPPY LIFE
10. Cool Dynamo, Right On
11. スプーン一杯のクリスマス
12. 恋人が眠った後に唄う歌
13. ボクハナク
14. トンピクレンッ子
15. BEATITUDE
16. I am a Robot Santa Claus
-Encore-
17. クリスマスの後も(新曲)
18. 大寒町
19. No.9(未発表曲)

 

ライブフォト

2021年12月25日(土)

 
2021年12月26日(日)

 



 
ムーンライダーズ

1976年のデビューから40年以上のキャリアを誇るロックバンド。現在の編成は、鈴木慶一(Vo,G)、岡田徹(Key,Cho)、武川雅寛(Violin,Trumpet,Cho)、鈴木博文(B,G,Cho)、白井良明(G,Sitar,ギタギドラ,Cho)、夏秋文尚(Dr,Cho)。70年代前半に活躍した「はちみつぱい」を母体に、1975年に結成される。1976年に鈴木慶一とムーンライダース名義でアルバム「火の玉ボーイ」でメジャーデビュー。翌1977年にムーンライダーズとして初のアルバム「MOONRIDERS」を発表し、以降コンスタントにリリースを重ねる。1986年から約5年間にわたり活動を休止したが、1991年にアルバム「最後の晩餐」で活動を再開。つねに新しい音楽性を追求するサウンドは、同年代だけでなく数多くの後輩アーティストにも影響を与えている。また、各メンバーが積極的にソロ活動も行い、それぞれプロデュースや楽曲提供など多方面で活躍中。

 

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