2021-06-23 12:00 Fuhito Kitahara

Bagus!、ニュー7インチ『夏の気まぐれ / あなた』8月28日発売決定。口ずさみたくなる名曲をアナログ化

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Bagus!が、ニュー7インチ『夏の気まぐれ / あなた』を8月28日(土)にリリースすることになった。

 
Bagus!は「オトナになっても、小粋なロマンスを!」をコンセプトに活動するLovers Rockバンドの新星。

 
今作は、1st EP『恋はうたかた』収録のビッグチューン「夏の気まぐれ」、今年5月の2ndミニアルバム『Lovers From Home』から住野敦子のボーカルによる激甘チューン「あなた」をシングルカット。

 
2曲ともに、asuka andoなどのミックスも手がけるe-mura氏によるミックス・マスタリングが施され、新たな味わいに仕上がっている。

 
アートワークは1st EP『恋はうたかた』、2ndシングル『同じ月を見ている/夏なんです(Sweltering Dub Mix)』に続き、和歌山は御坊在住のnonachan氏が担当した。

 
なお、今作は東洋化成のイベント「CITY POP on VINYL」にエントリー。こちらには2ndシングル『同じ月を見ている/夏なんです(Sweltering Dub Mix)』も同時エントリーしている。

 
DJ BOYFRIEND氏、DJ 吉沢dynamite.jp氏によるレコメンドコメントも発表された(下に掲載)。

 
 


Bagus!/「夏の気まぐれ/あなた」試聴動画

 


Bagus!/「同じ月を見ている/夏なんです(Sweltering Dub Mix)」 試聴動画

 
 

 
Bagus!『夏の気まぐれ / あなた』

発売:2021年8月28日(土)
価格:1,500円+税
型番:HLV07-0003
レーベル:ハワイレーベル
仕様:7インチ
※7月7日(水)にはデジタル版先行リリース

TOWER RECORDS ONLINEでみる(7インチ)

Amazonでみる(デジタル)

収録曲:
Side A. 夏の気まぐれ
Side B. あなた

 

レコメンドコメント

 
はっぴいえんど~CITY POP~渋谷系~現行CITY POPからの影響や共感だけでなく、リアルタイムで体験できなかったからこそ、先駆者の音楽を時代が再定義したジャンルカテゴライズを、自分達の感性で解釈し表現するBagus!。それは新鮮でありながら、潜在的ニーズを予言するような新世代の音楽。さらに小難しさはなく、お茶の間で流れるような大衆性も兼ね備える。

歌謡曲のようにポップだが、ユーミンの歌声がそうであるように独特の歌声が強く心に突き刺さり、エッセンスを継ぎ接ぎしただけでないサウンドは色んな音楽を通ってきた大人も満足させる。

LOVERS ROCK。レゲエ以外の文脈で言うと、藤原ヒロシ~小西康陽~橋本徹等が紹介し、RELAX誌で特集が組まれたのが2000年代初頭。その時期メロウ・ミュージックに触れていた人にとってLOVERS ROCKは今更感があるかもしれない。でもそれは「先人が既にやっていた」と、ceroの音楽を聴かず嫌いするようなもの。同じようにLOVERS ROCKを演奏していても、2000年代初頭その当時を知らずまっさらな気持ちでそこに触れ、昭和ラスト世代のアップデートされた感覚で生み出されたBagus!の音楽は当時を知っているリスナーにも新鮮に響く。

2000年代初頭、当時は、「どれだけオリジナルに近いか?」、「楽曲に匿名性がある事」が重要だったような気がする。対して今は、(asuka andoもそうであるように)従来のLOVERS ROCKを消化した上で、新しい形の言うなればNEO LOVERS ROCKと言えるような音楽が時代の空気感に合っている。Bagus!はまさにその「今の空気」を反映したNEO LOVERS ROCKを牽引しようとしているバンドではないだろうか?

明らかにVO.白川大晃と分かるクリーミーで特徴的な歌声。LOVERS ROCKのスタイルだがロックバンドのように肉体的なバンドサウンド。また小西誠のギターはロックバンドのそれのように主張するが、違和感なく調和し、自己満足する為ではなくバンドの個性に貢献する。そして何度も聴きたくなる深みにつながる。

本人は認めたくないかもしれないが、Bagus!は渋谷系の系譜とも捉えていいと考える。サンプリング・ミュージックの方法論に影響を受け、FUNK/SOUL/ACID JAZZ/CLUB JAZZ/ネオアコ等を元ネタに、日本人ならではの加工貿易的手法で新しい音楽を生み出したのが渋谷系だとしたら、Bagus!はその手法を使い、その主題をLOVERS ROCKに置いたと言えるのでは?

1st7インチ「Cheek Time」は比較的オーソドックスなLOVERS ROCK。2nd「同じ月を見ている」は絶対的な代表曲である1stを余裕で超える新機軸のアーバンでAOR的なLOVERS ROCKで、CITY POPリスナーの心にも届くであろうメロウ・チューン。待望の第三作目は二作目と同路線の、歌謡史にだって残ってもおかしくない位の超名曲。

針を落とした瞬間一瞬で心掴まれるメロウなイントロ。更にサビの「星の降る~」の部分は何度だって口ずさみたくなる。熱を持ち能動的な音楽ファンがいるライブハウスやクラブのような場所だけでなく、有線やラジオ、TVなどでかかっても違和感ない。これは歌謡史に残る可能性ある超名曲!また、「長いあなたの指が優しく私の髪を かきわけた跡が五線譜になり」という表現など、作詞を担当する白川大晃は、今作で作詞家としても才能を開花させた。

カップリング曲「あなた」は、Janet Kay「Lovin’ You」を感じるEVERYBODY LOVESな名曲。KEY.住野敦子がVOCALを取り、どこかイリアを想像させるかわいくもエキセントリックな歌声と、レトロ感溢れる味ある打ち込みトラックが絶妙にマッチし、激メロウ!

DJ BOYFRIEND(ハワイレーベル)

 

初めてBagus!の作品群を聴いた時の印象・・・。
彼らの作品全体を通して聴くと”シティポップ・レゲエ”と一言では片付けられず、フォーク〜ロックの過渡期のような”ニューミュージック・レゲエ”と称したくなる。どこか懐かしさもありながら洗練されたアレンジ、何よりメロディ・センスが抜群だと思った。以来、一時俺のカーステは彼らのアルバムが鳴りっ放しだった。その中でも特にお気に入りが「あなた」であった。一聴して良曲と判るこの曲を何度もリピートした。Minnie RipertonもしくはJanet Kay「Lovin’ You」にインスパイアされたであろうこの曲の虜となった俺は厚かましいと思いながらもバンドの首謀者である白川君にDMを送りアナログ化を熱望したのである・・・。そしてその夢は現実となった!!ほんと嬉しい。
加えて、もう片面もお気に入り曲であった「夏の気まぐれ」。前者が”シティポップ・レゲエ”ならこちらは”ニューミュージック・レゲエ”。最高のカップリング!”和製ラヴァーズ・ロック”傑作7”の誕生だ。あ〜早くプレイしたい!

DJ 吉沢dynamite. jp

 

Bagus!

踊ろう、全ての恋人たちよ!
いつまでも素敵な恋と手を繋ぐあなたに聞いてほしい、Bagus!のラヴァーズロック。

 

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