2021-05-07 12:00 Fuhito Kitahara

Yama Yuki、過去に訪れた様々な都市に着想を得た新作アルバム『Inverted Cities』リリース。ブラジル・サンパウロ在住の音楽家

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Yama Yukiが、新作アルバム『Inverted Cities』をフランスのGood Morning Tapesからカセットテープとデジタルでリリースした。

 
Yama Yukiはブラジル・サンパウロ在住の音楽家/サウンドアーティスで、映画、CM、美術展示などにも音楽を提供。入江陽やHikaru Yamadaなどとのコラボレーションも行っている。

 
今作は、Yama Yukiが過去に訪れた様々な都市に着想を得て制作。それらの都市の未来風景を描き、過去と未来の時間軸が複雑に重なった地点に現れる都市の姿をとらえようとする試みがなされている。

 
この作品の制作にはハードウェア機材は使わず、レトロフューチャリスティックなプリセットソフトウェアシンセサイザーの音源により制作された。

 
 

本人および、レーベル「Good Morning Tapes」によるコメントが発表された。

シウダデレステにあった視覚の全てを覆うような電化製品を宣伝する看板の群れ、マニラの中心部にあった無限に拡張していくような巨大なショッピングモール、モンテビデオの海沿いの、陽光の中で静かに朽ちていくような歩道。これらの過去の風景は未来のある時点でどのような姿をとっているのであろうか。それらの都市の風景は記憶の中で断片化され、他の都市のイメージと混ざりあったり、純化されたりしながら、未知の風景を形作っていく。

Yama Yuki

 

このアルバムは賑やかで多様性に満ちたアルバムである。そこには、作者が訪れた様々な場所の雰囲気や感覚が詰め込まれているが、更に言えば、この作品は我々自身の中にある様々な風景を重ねあわせることで変化していく異国の未来風景のサウンドトラックであると言える。

Good Morning Tapes

 
 

 
 

 
Yama Yuki『Inverted Cities』

発売:2021年4月26日
価格:カセット €12
レーベル:Good Morning Tapes
仕様:カセット / デジタル
※Bandcampでは5月7日リリース

 
購入:
レーベルサイト
Boomkat
Bandcamp

 
収録曲:
1. Manila 2033
2. Jakarta 2025
3. Montevideo 2050
4. Ciudad Del Este 2031
5. Lalibela 2042
6. Casablanca 2033
7. Antananarivo 2037
8. Manaus 2041

 



 
Yama Yuki
 
映画、CM、美術展示などに音楽を提供してきた音楽家、サウンドアーティスト。入江陽やHikaru Yamada等との各種コラボレーションも行っている。2020年にロンドンCafe OTO主催のTakurokuレーベルから作品を発表し、2021年に入ってからもアイルランドの実験音楽レーベルFort Evil Fruitより、ブラジルの即興演奏家Guilherme Darisbo/Crise Vitóriaとの共演作品をリリースしている。また、アンビエントユニットOlegg Lermontovのメンバーとしても活動している。


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