2021-05-06 19:00 Fuhito Kitahara

ヘンリー川原の異形な作品群を追ったアーカイブが初リリース。6月25日『電脳的反抗と絶頂: エッセンシャル・ヘンリー川原』発売決定

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故・ヘンリー川原の作品群を追ったアーカイブ作品『電脳的反抗と絶頂: エッセンシャル・ヘンリー川原』が、6月25日(金)にLP/CD/デジタルでリリースされることになった。

 
ヘンリー川原は90年代の本邦サイバー・オカルトとメディアアートの地下水脈で暗躍した音楽家。

 
このアーカイブでは、90年代前半におびただしい数の作品を発表した後、表舞台から姿を消したこのアウトサイダー作家を、メディアアートで活動を共にした沖啓介氏の寄稿と、その作品を果敢に送り出した八幡書店の社主かつ本邦オカルト界のフィクサー・武田崇元氏のインタビューを交えて検証する。

 
生前にヘンリー川原が選んでいた収録曲は、挑発的で実験色強いものから、東南アジア音楽を流用したもの、サイバー感が充満したアンビエント・チューン、スピリチュアルなピアノ曲など多岐にわたるが、そこには精神世界とテクノロジーが怪しく交錯したカウンターとしてのオカルト精神が見え隠れする。

 
収録曲は、ほぼ全曲が既発版とヴァージョンが仔細に異なる作家のフェイバリット版および未発表曲で、VINYL版はLP2枚組、CD版はCDのみボーナスディスク『無目的論-α』と『無目的論-β』がセットとなった3枚組となる。

 
 

まるで2021年のコロナ禍の世に放たれるべく秘蔵されていたかのような、ポストパンデミックな”音泉”が世紀を跨ぎ遂に御開帳!!!!!!! いま、人類にとって必要不可欠なのは、変異株にも効くワクチンの接種と、故・ヘンリー川原の源泉を両耳から魂に直接かけ流す行為だ!!!!!!!

宇川直宏(DOMMUNE)

 
 


 
ヘンリー川原『電脳的反抗と絶頂: エッセンシャル・ヘンリー川原』

発売:2021年6月25日(金)
価格:CD 3,500円(税別)/ LP 3,300円(税別)
品番:EM1197TCD/DLP/DL
制作発売元:エム・レコード(EM Records)

 
[CD版(CD3枚組)]
・CDのみ『無目的論-α』(Disc-2)、『無目的論-β』(Disc-3) の2枚を収録。
・CD用マスタリング
・36頁ブックレット封入、マルチケース(25mm背・三面見開き)

[12″ LP版(LP2枚組)]
・VINYL用マスタリング
・4mm背シングル・ジャケット、大判見開き6Pインサート封入

[Digital版]
・配信用マスタリング
Bandcamp、各社ストリーミング/DLサービスで配信
※BandcampでのフルアルバムDLにはPDFライナー付き

 

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収録曲:
A1. 私とあなたの関係に於いて、私は私自身についてベッドの上で考察する(Panpot Version)
A2. 原始の愛(Delayed Version)
A3. 旅立ち
A4 . Sound LSD # .SS05 / 7.83 HZ(Radio Mix)
A5. ECO-Loocation(Stargazer Version)
B6. アンクルンの唄(Edit)
B7. ライラックの弦(First Version)
B8. [java] dance #2.”RELAXED”
B9. Nanpu(First 1992 version)
B10. 博物館の子供達(Original Nov. 1991 Mix)
C11. ニケの小舟
C12. YEBISU/Yellow#2.
D13. Yorokobi-No-Koe
D14. エンドルフィンのゆく先(Original Edit)
D15. 電子ニューロン回路の舞踏(First Mix)

 
マスタリング:Takuto Kuratani
VINYL用追加マスタリング&カッティング:Anne Taegart at D&B, Berlin
解説:沖啓介(寄稿)、武田崇元(インタビュー)、江村幸紀(序文)
英語翻訳:Matthew Lane
装丁:2yang
Ⓒ & Ⓟ 2021 EM Records


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