横田進、後期代表作『シンボル』最新リマスタリングCD再発＆初LP化決定。クラシック音楽の断片をカットアップしながら美を描写した問題作
横田進（susumu yokota）の後期代表作『シンボル』が、最新リマスタリングCDとして6月2日（水）に、初LPとして8月18日（水）にリリースされることになった。
横田進は、かつてピッチフォークから「日本人はなぜレディオヘッドを評価してススム・ヨコタを評価しないのか」と言われたように、海外ではロンドンで回顧展が開催されるほどに評価されているアーティスト。
この『シンボル』は2004年10月27日にオリジナル盤をリリースした、通算30枚目のアルバムにして、自身のレーベル〈Skintone〉からは8枚目となる美しい電子音楽の傑作。
クラシック音楽の断片をカットアップしながら彼が追い求める美を描写した問題作がいよいよリイシューされる。
横田進
「楽しみながら作品を作ったことはない、ぶっ飛んで作るか、涙を流しながら作るかだ」と、1997年暮れの池尻での取材で横田はぼくに語っている。『symbol』が涙を流しながら作った作品であることは、何度か彼を取材した人間として言わせてもらえれば、間違いない。
野田努（ele-king)
※ライナーノーツより
susumu yokota – Purple Rose Minuet
susumu yokota『symbol』（CD）
発売：2021年6月2日（水）
定価：2,750円（税込）
品番：PCD-25324
レーベル：P-VINE
仕様：CD
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収録曲：
1. long long silk bridge
2. purple rose minuet
3. traveler in the wonderland
4. song of the sleeping forest
5. the plateau which the zephyr of flora occupies
6. fairy dance of twinkle and shadow
7. flaming love and destiny
8. the dying black swan
9. blue sky and yellow sunflower
10. capriccio and the innovative composer
11. i close the door upon myself.
12. symbol of life, love, and aesthetics
13. music from the lake surface
susumu yokota『symbol』（LP）
発売：2021年8月18日（水）
定価：3,850円（税込）
品番：PLP-7156
※初回完全限定生産
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90年代初頭から音楽活動を開始、1993年にドイツのテクノレーベル“Harthouse”から発表した『Frankfurt Tokyo Connection』が国内外で話題となり注目を集めると翌94年には日本人として初めてベルリンのラヴ・パレードに出演、レイヴ・カルチャー黎明期の日本においてシーンを牽引するテクノ／ハウス／エレクトロニカのプロデューサーとして広く知られるようになる。90年代は主に“Sublime Records”、90年代末からは自身のレーベル“skintone”、さらにはロンドンの“Lo Recordings”などインディペンデント・レーベルを拠点に活動を続けていたが、2006年にはハリウッド映画『バベル』に楽曲を提供するなどメジャーなフィールドでも活躍している。長らく続いていた闘病生活の末2015年に永眠、約22年間の活動中に35枚以上のアルバムと30枚以上のシングルをリリースし2012年に発表した『Dreamer』が遺作となったが、没後もシーンの評価が揺らぐことはなく未発表音源のリリースやリイシューなどはコンスタントに行われ、2019年にはロンドンでメモリアル・イベントが開催されるなど今なお世界中のリスナーから愛されているアーティストである。 |
インフォメーション
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