2021-01-28 20:00 Fuhito Kitahara

冬にわかれて、2年半ぶりの2ndアルバム『タンデム』4月14日にCDとLPで発売決定。1stアルバム『なんにもいらない』LP盤も

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冬にわかれてが、2年半ぶりとなる待望の2ndアルバム『タンデム』を4月14日(水)にCDとLPでリリースすることになった。

 
冬にわかれては寺尾紗穂伊賀航あだち麗三郎によるトリオバンドで、作家・尾崎翠の詩のタイトル「冬にわかれて」から命名している。

 
今作は、2018年の1stアルバム『なんにもいらない』で聴かせた有機的配合から大きな一歩を進めた作品。伊賀、あだちによるソングライティング面での貢献度も上昇し、冬にわかれてというトライアングルが今もっとも充実した相互的関係にあることを知らせてくれる作品が完成した。

 
柴崎祐二氏(音楽ディレクター/評論家)による作品紹介も発表されたのでチェックしよう(下に掲載)。

 
また、1stアルバム『なんにもいらない』のLP盤も4月14日(水)に同時リリースすることが決定した。

 
 

 
冬にわかれて『タンデム』(CD)

発売:2021年4月14日(水)
定価:2,800円+税
品番:PCD-28044
レーベル:Pヴァイン
仕様:CD

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収録曲:
1. もうすぐ雨は
2. rain song
3. 揺れる
4. 静かな夜明け
5. tandem
6. 山のミルトン
7. 星の生誕祭
8. 高度200m
9. 彷徨い

 
 

冬にわかれて『タンデム』(LP)

発売:2021年4月14日(水)
定価:3,500円+税
品番:PLP-7138
レーベル:Pヴァイン
仕様:LP(完全限定生産)

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収録曲:
SIDE 1
1. もうすぐ雨は
2. rain song
3. 揺れる
4. 静かな夜明け
SIDE 2
1. tandem
2. 山のミルトン
3. 星の生誕祭
4. 高度200m
5. 彷徨い

 
 

 
冬にわかれて『なんにもいらない』

発売:2021年4月14日(水)
定価:3,500円+税
品番:PLP-7139
レーベル:Pヴァイン
仕様:LP(完全限定生産)

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収録曲:
SIDE 1
1. 君の街
2. 耳をすまして
3. 白い丘
4. おかしなラストプレイ
5. 冬にわかれて
6. 月夜の晩に
SIDE 2
1. 甘露日
2. なんにもいらない
3. 優しさの毛布でわたしは眠る
4. 君が誰でも

 

ゆれ、彷徨いながらも、あなたと私は希望へと手をのばす――。
寺尾紗穂、伊賀航、あだち麗三郎からなるバンド「冬にわかれて」。高い評価を得た初作以来2年半ぶりとなる待望のセカンド・アルバム『タンデム』が完成。より紐帯を強めたアンサンブルと「個」のきらめきが、それぞれの道行きを照らし出す。

無二のシンガーソングライターとして研ぎ澄まされた歌世界を切り拓き続け、昨年2020年にリリースしたオリジナル・アルバム『北へ向かう』、わらべうた/守子歌カヴァー集『わたしの好きなわらべうた2』でも高い評価を得たシンガーソングライター、寺尾紗穂。細野晴臣や星野源を始め、数多くのミュージシャンから絶対的信頼を置かれる稀代のベーシスト、伊賀航。そして、自身名義での幅広い創作から、片想いなど様々なバンド/プロジェクトでその類まれなセンスを発揮している鬼才ドラマー/音楽家、あだち麗三郎。これらのアーティストたちが才能を持ち寄り、じっくりとバンド・サウンドを練り、奏でてきたのが、「冬にわかれて」だ。2018年にリリースした初作『なんにもいらない』で聴かせた有機的配合から更に大きな一歩を進め、まさに本バンドにとっての決定的作品というべきセカンド・アルバム『タンデム』が完成した。
鮮やかな街の景色の中へ優しさが溶け込んでいくグルーヴ・ポップ「揺れる」、どこかシュルレアリスティックなリリックが印象的なワルツ「高度200m」、そぼ降る雨の風景と心の揺らぎを見事に音像化する「もうすぐ雨は」、軽やかな歌がそれぞれの決心を後押しする「彷徨い」……。寺尾紗穂が持ち寄ったこれら楽曲が作品全体を柔らかに包み込みながら、伊賀、あだちによるソングライティング面での貢献度が上昇したのも、本作の特長だろう。抑制的なベース・プレイとシンセサイザーのフューチャリスティックな響きが特有の浮遊感を醸す「rain song」、ストリックな美意識を感じさせるスロー「静かな夜明け」、静謐なピアノ・アンビエント「tandem」が伊賀作。あだちが寄せた、ブラジルはミナス産音楽へも通じるハーモニー感覚とリズムが瑞々しい「山のミルトン」、ガットギターの響きが寺尾のヴォーカルと絶妙なコンビネーションを聴かせる「星の生誕祭」とあわせて、冬にわかれてというトライアングルが今もっとも充実した相互的関係にあることを知らせてくれる。
おぼろげな行く末にゆらぎながら身を浸し、歩む私達。しかし、この彷徨いゆえに、新たな希望がそっと肌に触れることもあるのかもしれない。冬に分かれての三人は、それが儚いものであろうとも、いや、儚いものだからこそ、音楽を奏でることをやめはしない。これは、あなたと私が描き出す、道行きの音楽だ。

柴崎祐二(音楽ディレクター/評論家)

 



 
冬にわかれて

『楕円の夢』『たよりないもののために』『北へ向かう』など揺るぎない名盤を生み出し続け、リリース毎に作品が注目されるシンガー・ソングライター、寺尾紗穂(vo, p)と、寺尾のソロのサポートを務めてきた二人、細野晴臣や星野源、ハナレグミなどさまざまなアーティストのサポートを務めるベーシスト、伊賀航(b/lake、Old Days Tailor)、片想いやHei Tanakaの一員でもあり、のろしレコードや東郷清丸といったアーティストのサポート、その他プロデュースやレコーディングからソロ活動までこなすマルチ・プレイヤー、あだち麗三郎(ds, sax/あだち麗三郎と美味しい水)の3人から成るバンド。2017年、寺尾紗穂の8thアルバム『たよりないもののために』とほぼ同時にリリースされた7インチ・シングル「耳をすまして」(カップリングの「優しさの毛布でわたしは眠る」共に新たなミックスでファースト・アルバムに収録)でデビュー。2018年にファースト・アルバム『なんにもいらない』をリリース。収録曲の「君の街」(伊賀航作詞作曲)は、J-WAVE「TOKIO HOT 100」に3ヶ月連続でランクインした。2021年、セカンド・アルバム『タンデム』をリリース予定。

 

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