2020-06-25 23:00 Fuhito Kitahara

ライブハウス支援連続企画『東京Alien』始動。12月27日には高円寺でサーキットイベントも

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ライブハウス支援連続企画『東京Alien』がスタートした。

 
この企画は、新型コロナウイルスに伴う営業自粛要請によって経済的苦境に陥ったライブハウスを支援し、ライブハウス文化、バンドの生演奏を楽しむ文化を守り、より発展させることを趣旨に、変拍子パンクバンド「てろてろ」、パンクレーベル「SNKレコード」、辺境系インディーズレーベル「オースチンレコード」らが実行委員会を組織し運営。

 
本日6月25日に四谷アウトブレイクにて、主催及川耕碩氏がボーカルを務める「てろてろ」の無観客配信ライブとして第1回が開催された。

 
7月以降ライブイベント(配信を含む)を連続開催し、町田康がフロントを務める「汝、我が民に非ズ」(11月)、てろてろ(複数回出演予定)、SNEAKIN’NUTS(12月27日ほか)が出演予定。12月27日(日)には高円寺を舞台に複数会場でのサーキットライブイベントを予定しているとのことだ。

 
また、企画賛同ミュージシャンによるコンピレーションアルバムを作成し、売上をライブハウス支援に充てることも発表された(詳細は後日)。

 
なお、実行委員会のメンバー(バンド、個人、店舗などいずれも可)も随時募集しているので、詳細は公式サイトをチェックしよう。

 

東京Alien

※本企画については,covid-19の状況により,日時,内容等に変更がある可能性があります。

 
-宣言文-
covid-19(新型コロナウイルス)への対応により、ライブハウスをはじめとした文化施設が長期間の自粛を余儀なくされておりました。
この状況に活路を見出すべく、主にライブハウスでは「無観客配信」という手段に光が当たりました。
この新しい文化の発信方法には利点も多々あり、今までに届かなかった人たちに表現を届けることが容易になった、それしか方法がないという状況が、結果的に今まで以上に間口を広げることを可能にしました。

6月19日より東京都の休業要請が全面解除となりました。
しかし、「新しい生活様式」に則った縮小営業によりライブハウスは完全に復活したとは言えません。かつ、都の財政調整基金の残高は約9300億円から500億円に減少しており、十分な保証が行われる確証もありません。
無観客配信には多くの利点がありますが、それをもってしても変えられない生演奏の価値というものはあります。この状況下で、状況を見ながら少しずつでも、ライブハウスが本来の姿を取り戻すための動きを進めていかなければ、生演奏の文化は消滅してしまうと考えます。

ライブハウス文化も、バンドの生演奏を楽しむ人々も、感染を恐れる人も、誰にも罪はありません。掃除、換気、消毒は当然に行い、体調の悪い人はアーティストもお客さんもライブハウスには行かない。
その上で、演者も観客も自己の責任でライブハウスに訪れる。ライブハウスが通常営業を行う。生の音、光、熱を受けて、「生きる希望」を見出す、ライブハウスを愛す人々を守る。ライブハウス文化という「非日常のある日常」を取り戻す。そのためのプロジェクトです。

 
発起人(順不同):
及川耕碩、野口ゆゐと

 
賛同人(順不同)
井手痛郎(痛郎)、町田康(汝、我が民に非ズ)、富士一藤衛門(オースチンレコード代表)


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