残念司音楽祭ーIf you have a racist friend-について

2020年1月29日（水）には、渋谷クラブクアトロにおいて、「ジョネトラダムス音楽祭」と題したライブが行われるはずでした。

レイシスト（人種差別主義者）として知られる上念司が、スガダイローさんをはじめとする日本を代表するジャズミュージシャン達を組織したのです。

そもそもジャズという音楽自体が黒人差別と闘う運動と密接に関わって生成・発展してきたものです。私達は日本を代表するジャズミュージシャン達が、露骨に韓国人・中国人に対する差別発言を繰り返す上念司を寿ぐイベントに出演することに危機感を覚え、これを批判してきました。

心ある方々の尽力もあり、無事に1/29に行われるはずだった上記イベントは中止になったとはいえ、仲介者の「謝罪文」にはいささか釈然としないものが残ります。

我々はこの事態を、2020東京オリンピックを前に音楽家達が次々と右翼的に再編されていってしまっている状況の一つの現れととらえ、これに反対していくために討議と演奏の催しを開催します。

全ての皆様の参加を呼びかけます。

出演者紹介

トークゲストに、「差別はいけないとみんな言うけれど」（平凡社）で、鋭い問題提起を行う若手批評家№1の呼び声も高い綿野恵太さんをお招きしています。

そして、「音楽に政治を持ち込む」バンド仲間たちのシャープな演奏も熱く繰り広げられることでしょう。見逃しちゃだめ！

 
出演者は以下のような豪華なラインアップ。

まずこの間、一貫して東京オリンピックに反対し、右翼的再編進む日本音楽界に力の限り問題提起をしてきた「太陽肛門スパパーン」。今回NHK「おやすみ日本」での壇蜜との絡みでお茶の間に政治を持ち込んだ日本音楽界レジェンド「中尾勘二」、UA/椎名林檎/DCPRG等に深いグルーヴを持ち込んでいたことでも知られるジャズドラムマスター「藤井信雄」ら安定のメンバー達とシャープな音を持ち込んでくれることでしょう。

 
そして、再結成後　活発な展開を繰り広げるザ・スターリン オリジナルドラマーを中心とするザ・スターリンY。
今回、ヤマジカズヒデ（dip、yapoos)・田畑満（ボアダムズ、アシッドマザーテンプル）ら世界的なバンドマン先輩たちがメンバーということで楽しみです。

 
埼玉深谷から切れ味鋭い「突然段ボール」。

 
そして先日クアトロワンマンも大成功に終ったデス渋谷系番長「ヘア・スタイリスティックス（aka中原昌也）」。

これは、来るしかない！