2018-03-08 12:00 Fuhito Kitahara

Half Mile Beach Club、1st EP『Hasta La Vista』4月18日リリース。インディーロックとクラブカルチャーを横断した神奈川・逗子発の注目バンド

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Half Mile Beach Clubが、1st EP『Hasta La Vista』を4月18日(水)にリリースすることになった。

 
彼らは、神奈川県逗子市を拠点に活動するバレアリックバンド。ライブと映画を融合させたパーティーを主催し、バーテンダーやフォトグラファー、DJなどのメンバーも有し、総勢10人からなる音楽プロジェクトとしても活動。

昨年スマッシュヒットした『Rhyming Slang Covers』をはじめ、インディシーンで話題を呼んだコンピに多数参加。インディーロックとクラブカルチャーを横断した活動でDYGL、Luby Sparks、Beipanaらと共演し注目が高まっている。

 
今作はmixエンジニアに元Open Reel Ensembleの佐藤公俊氏(Mother Tereco)を迎え、バレアリックやマッドチェスターサウンドなどの趣を感じさせつつ、現行インディロックやダンスミュージックシーンとシンクロした幅広い楽曲群を収録。HipHopアーティスト Maco Maretsによるフィーチャリング曲や、トラックメイカー in the blue shirtsのRemixなど層の厚い共演がクレジットを彩っている。

 
また、本日3月8日(木)よりリード曲「Olives」の先行配信もスタート。ミュージックビデオも公開されたのでチェックしてみよう。

 
 


Half Mile Beach Club – “Olives”

 
 

 
Half Mile Beach Club『Hasta La Vista』(アスタ・ラ・ヴィスタ)

発売日:2018年4月18日(水)
定価:1,500円+税
LABEL:249records
仕様:CD

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収録曲:
1. Olives
2. Blue Moon
3. Bee Line
4. Piccolo (feat. Maco Marets)
5. Monica
6. Green House
7. Blue Moon (in the blue shirt Remix)

 
先行配信

Half Mile Beach Club「Olives」
本日3月8日よりSpotify、Apple musicにて先行配信スタート

AppleMusic / spotify

 

The Wisely Brothers、beipana、加藤寛之(すばらしか)による推薦コメントが発表された。

去年の夏、CINEMA AMIGOに通り抜ける暖かくて少し冷たい風が気持ちよく、いい夢を見てるような気分だった。
外に出るとコンクリートから砂浜になって、海までザクザクと歩いていく。Half Mile Beach Clubの音楽は日本にいるけれど日本じゃないどこかへ連れ出してくれるような気がした。

The Wisely Brothers

 

「ダブ、クラウト・ロック、ノイズ・ロック、原始的な電子音楽、映画のサントラを混ぜ合わせた、同時代性とともに全く違う時間軸を持つサウンドスケープ。」これはPrimal Screamの名盤『Vanishing Point』のレビューですが、『Hasta la Vista』にも近しい音楽性を感じました。そして『Vanishing Point』が「映画のサントラを自分達で作り直す」というコンセプトによって作られた点と、『Hasta la Vista』が映画館のパーティー主催者たちによって作られた点も、偶然の類似ではないような。とりあえずAndrew Weatherall好きには、#2と#5は一度聴いてもらいたいです。

beipana

 

一限に向かう時の逗子駅のホームでスミスの1stを聴いていたら、朝の気だるさと席取り合戦に辟易して、「この街でこの音楽を聴いているのは僕だけなんじゃないか」とくだらないことをよく考えていた。くだらないけど、本気で気持ちが落ちることがあった。この話をハーフマイルの皆んなにしたら、少し笑っていたけど「でも気持ちは分かるよ」と言ってくれた。その一言にとても救われました。

自分の生まれ育った土地に自分と同じような音楽を好きになって共有できる人たちがいるってことは、案外とても嬉しいこと。あの時感じた気持ちが、いまの自分の原動力になっていると思うことは多々あります。

ハーフマイルのイベントはこの前の開催で12回目。最初から一貫して地元の逗子で映画上映とライブを複合させたイベントをやっていることは、素直にすごい事だと思います。彼らの優しさや純粋さが感じられる素敵なイベントなので、是非一度遊びに来て下さい。

音源について、僕的なハイライトは二曲目の「blue moon」。ジャングリーなビートとブリットポップライクなギターリフの狭間に、夕日が沈んでいく一色海岸が見えました。全体的なサンプリングのセンスとかトラックメイクの自由度は、ある意味渋谷系的というか、後期のピチカートとかフリッパーズギターに近いのかなとも思いました。
ただ、彼らに憧れて構築したものというよりは、ルーツミュージックに根ざしたオリジナリティを感じます。
色んな時代の色んな人に届く、今の音楽だと思います。

加藤寛之(すばらしか)

 



 
Half Mile Beach Club

都会の喧騒を忘れさせる、静かな入り江に佇むマリーナの街、神奈川県逗子市を拠点に活動するバレアリックバンド。Vocal、Guitar、Bass、Drum、Synth/Samplerの5人からなるバンドメンバーの他、自らがオーガナイズする音楽と映画のParty”Half Mile Beach Club”にて活動するバーテンダーやフォトグラファー、DJなどのメンバーも有し、総勢10人からなる音楽プロジェクトでもある。
マッドチェスターサウンドやprimal screamの”Screamadelica”など90年代初頭のUKロックのフィーリングをまとったギターとトライバルなビートアプローチ、その上にThe Avalanchesにも通づる多彩なサンプリングサウンドとエレク トロ ニックな処理を施された独特のボーカルが混じり合い、オリジナルなバレアリックサウンドを作り出す。 これまでにRhyming Slang監修の『Rhyming Slang Tour Van』、『Rhyming Slang Covers』に参加しMourn、Computer Magic、DYGL、Maika Loubte、Luby Sparksらと並び注目を集める。またPoor Vacation監修のコンピレーションアルバム『Young Folk in Metropolis』ではbutaji、パソコン音楽クラブ、Soleil Soleilらと共に参加しインディロックからクラブカルチャーまで様々なシーンの音楽層にその名を届ける。自らの主催イベントには過去にDYGL、Yogee New Waves、iri、The Wisely Brothers、jan and naomi、marterなど様々なアーティストが出演。その他過去の共演にはSeiho、PAELLAS、KONKOS、TAWINGSなど旺盛する国内音楽シーンと同期した活動で注目を集めている。


インフォメーション

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WEBサイト Half Mile Beach Club 公式サイト
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