2017-12-27 20:00

HARCO、クリスマス・イブにHARCO名義ラストライブを開催。2018年春には2枚目のベスト盤発売決定


HARCOが12月24日(日)に吉祥寺STAR PINE’S CAFEで開催した、クリスマスライブ『HARCO BAND presents -CHRISTMAS STARSHIP2017-』のオフィシャルライブレポートが到着しました。

 
今回のイベントは、来年2018年からは本名「青木慶則」に戻して活動するHARCOの、HARCO名義でのラストライブになりました。また2018年春には、2枚目のベストアルバムをリリースすることも発表されました。

 
 

2018年からの本名「青木慶則」名義での活動を前に、12/24(日)吉祥寺STAR PINE’S CAFEにて行われたHARCOラスト・ライブが大盛況のうちに終演!来春、2007年から2017年までの活動後半10年の作品から選曲されたベストアルバムのリリースも決定!

 

テキスト:柳村睦子
写真:祖父江綾子

 

20周年イヤーの最後を飾り、HARCO名義では正真正銘のラスト・ライヴとなった『HARCO BAND presents -CHRISTMAS STARSHIP2017-』が、12/24、東京・吉祥寺のSTAR PINE’S CAFEで行われた。5年続くX’masイヴの恒例企画、毎度乗り物にちなんだテーマがあり、今回設定したのは「宇宙船」だ。HARCOは宇宙飛行士のヘルメットで登場、乗組員は石本大介(guitar)、伊藤健太(bass)、榊原大祐(drums)、シーナアキコ(marimba and piano)、Adi Nada(cho)の5人。前半から、ごく初期のナンバー「ワークショップ」「香港スタア」や、最新アルバム収録「ロングウェイホーム」「あらたな方角へ」などが交互に披露され、これがいつもとは違う特別な夜であることを実感する。

 
芸達者揃いのHARCO BAND。榊原大祐がスティックやブラシを持ち替え、伊藤健太もエレキ&ウッド・ベース、シンセ・ベースを巧みに弾き分ける。おもにピアノを弾きながら歌うHARCOの代わりに、シーナアキコがピアノに移ることも出来るので、HARCOとAdi Nadaがステージ最前に立ち、「口笛は春の雨」「I don’t like」をハンド・マイクでのびのびと歌うことも可能に。でも、一番の芸達者はHARCO自身だろう。ソロ・コーナーの「文房具の音」「バッティングセンター」では、セロ・テープを引っ張る音や新聞紙を丸めた音などをその場でサンプリング、実験音楽とポップスの融合のような世界を表現する。さらにドラム、マリンバ、ギターと、担当楽器を次々に変えながら自作品を熱唱、八面六臂の活躍を見せた。

 
「僕のワガママを聞いてもらっていいですか?」

 
ライブ中盤で突然、HARCOが大きな花束を手にした。HARCOとしてソロになる以前のバンド時代から24年間、共に歩み、来年から別々の道を進むことになるマネージャーに、24種類の花で飾った花束を贈ったのだ。メンバーも、どのスタッフも知らなかったサプライズ。そしてそれは同時に、この日のハイライトの幕開けでもあった。ノンストップでHARCO屈指のキラーチューンたちが駆け巡り始める。ファン投票で常に上位の「1分の1の地図」に始まり、石本大介の七色のギターが宇宙空間へと誘った「Night Hike」、HARCOとシーナアキコの連弾マリンバが2000年のメジャーデビュー曲「巻き戻す時間」を完全再現し、切ないメロディとファンキーなグルーヴが絡み合う「winter sports rainbow」にも会場から「ワッ!!」と歓声が上がる。

 
「僕は知ってるよ/2017年/頑張ってた君のこと/おつかれさまと言いたいから/君のために歌おう…」。本編最後の「世界でいちばん頑張ってる君に」では、こんな替え歌が差し込まれて、会場全体が癒しに包まれる。さらにアンコール。ナット・キング・コールのカヴァー「ザ・クリスマス・ソング」の後、HARCOからもう一度、次はバンドメンバーに感謝の花束を。このサプライズ尽くしに、「ひとりひとり、1曲1曲のすべてに、“ありがとう”の気持ちしかない」というHARCOの想いが溢れていた。

 
ところがアンコールのラスト「愛されたいから」に、どんでん返しが待っていた。会場との大合唱が最高潮に達した瞬間、バンドの演奏がぐちゃぐちゃに。「なに?…なに!?」と動揺するHARCOに、最後はバンドメンバーから、デビュー20周年を祝う花束とお手製の金メダルが贈られる。

 
「正直、この先やっていけるか、不安が99.99%だったけど、今この瞬間にグッと減って、0.00001%になった気がします。大丈夫だ、きっと。ありがとう!!」

 
前代未聞のサプライズ返しに、誇らしげにこう言い放った。これがHARCOとしての20年間の答えなのだろう。そう。「愛されたいから」と歌ってきたHARCOは、確実に愛されていたのだ。スタッフ、メンバー、そしてなによりリスナーから。

 
 

HARCO BAND presents -CHRISTMAS STARSHIP2017-

日程:2017年12月24日(日)
会場:吉祥寺STAR PINE’S CAFE

 
セットリスト:
1. 宇宙旅行
2. ワークショップ
3. ロングウェイホーム
4. 香港スタア
5. 夜の海とアンクレット
6. あらたな方角へ
7. 口笛は春の雨
8. I don’t like
9. 文房具の音
10. バッティングセンター
11. ペンを置いたって
12. やさしくなれずに
13. 星に耳を澄ませば
14. シリーズ最終回
15. 1分の1の地図
16. お引越し
17. Night Hike
18. ゴマサバと夕顔と空心菜
19. 巻き戻す時間
20. winter sports rainbow
21. 世界でいちばん頑張ってる君に

[アンコール]
22. The Christmas Song(カバー曲)
23. アパート
24. 愛されたいから

[Wアンコール]
25. 閉店時間

 

2018年春、2枚目のベストアルバムリリース

 
2007年「KI・CO・E・RU?」から2017年「あらたな方角へ」までの、後期10年の作品から選曲された、“Second half of HARCO” ベストアルバム。2017年12月24日、吉祥寺スターパインズカフェで行われたラストライブ「HARCO BAND presents -CHRISTMAS STARSHIP 2017-」の模様を収録した、DVD付き初回限定盤も予定しています。

 

ライブフォト

 

注目記事

HARCO活動20周年インタビュー。フルアルバム『あらたな方角へ』リリースと、HARCOのピリオド。そして、青木慶則のはじまりへ。




タグ: /

関連記事: