2018-10-02 17:00 Fuhito Kitahara

AKIRA OGAWA、ピアノアンビエントアルバム『On [穏]』10月13日発売決定。10/6には画家・日高理恵子とトークイベントも

photo by Naoko Ogura

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AKIRA OGAWAが、ピアノアンビエントアルバム『On [穏]』を10月13日(土)にリリースすることになった。

 
オルタナティブロックバンド・sonic&tripのギターボーカルとして活動していたAKIRA OGAWAが、カナダ〜スコットランドを経て帰国。今作は、海外滞在中に多くの絵画や音楽にインスパイアされ、帰国後に制作された。

 
また、六本木の「小山登美夫ギャラリー」で開催中の展覧会『日高理恵子「見ること─ 作品集1979-2017より」』において、毎時0分からこのアルバムがギャラリー内に流されるというコラボレーションも行われている。

 
10月6日(土)の展覧会最終日には、クロージングイベントとしてAKIRA OGAWAと日高理恵子によるトークイベントも開催される。ギャラリーではニューアルバムも先行販売中とのこと。ギャラリーに足を運んで、音と絵のコラボレーションを体験してみてはいかがだろうか。

 
ニューアルバムから「Spring」のフル試聴動画も公開された。ますはチェックしてみよう。

 
 


AKIRA OGAWA / Spring(from Album『On [穏]』)

 
 

 
AKIRA OGAWA『On [穏]』

発売:2018年10月13日(土)
価格:2,484円(税込)
品番:LLRCD-005
レーベル:LEYLINE-RECORDS
販売元:META COMPANY Ltd.

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収録曲
1. Stream Ⅰ
2. Wave forms
3. On [穏]
4. Light in the dark
5. Stream Ⅱ
6. Tiptoe dance
7. Lullaby
8. Last drop
9. Spring
10. Stream Ⅲ
11. Departure
12. Tiptoe dance – reprise

 
近年日本でも静かなムーブメントが拡がっているポストクラシカル。
欧米では、古くはエリック・サティ、フィリップ・グラスに始まり、1970年代ブライアン・イーノから生まれたアンビエント・ミュージックの流れから、更に2010年以降、映画音楽からじわじわと音楽リスナーを魅了し、マックス・リヒター、ニルス・フラームなどを代表とするポストクラシカルという新しい音楽が生まれている。
このアルバム『On [穏]』は、音と音の間の残響音(reverb)を大切にした作品である。収録された12曲は、本人がスコットランド、エディンバラ大学院在学中に大学内にあるピアノや、駅のホームに置かれているピアノを日々弾くことから少しずつ形作られていった。一人ピアノを弾いていると、多くの人が立ち止まり耳を傾け拍手を送ってくれることから、バンドで長年ギターを弾いて歌ってきた彼が「自分一人でもこういう、間のある音楽をピアノで弾けば、みんな喜んでくれるんだ」と気づいたという。スコットランドの石の建物が作り出すピアノの長い響きに多くインスパイアされて生まれた楽曲群である。
またアルバム録音途中の旅でオランジェリー美術館のモネの睡蓮の間、ジヴェルニーのモネの庭を訪れ、その繊細でいて豪快な色使い、空間の捉え方に、レコーディング過程でピアノの響きを作る際、多くインスパイアされた。録音は、2018年3月終わりから、主にSONY MUSIC STUDIOS TOKYOで行われた。

 
 

金子飛鳥、日高理恵子によるコメントが発表された。

ゆらぎの海へゆっくりと漂って
直線時間からの解放。

まっすぐな素の自分に還る。
闇のようでもあり、光のようでもある空間。
私たちは繋がるどこかに回帰していくことを知っている。
その懐かしさと全ての怖れを手放す感覚が、この音にある。
それは、愛そのもの。

金子飛鳥 (ヴァイオリニスト)

 

この場に音が響くことで、<響かせることはできない>空間・距離が立ち現れてくる。
白い画面に枝を描くことで、<描くことはできない>空間・距離が立ち現れてくる。
小川アキラさんの On/穏 を聴いたとき、
私が絵で求めている、測りしれない空間・距離が重なった。

日高理恵子 (画家)

 

日高理恵子「見ること─ 作品集1979-2017より」

 
日程:2018年9月8日(土) – 10月6日(土)
会場:小山登美夫ギャラリー
住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
時間:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝日
料金:入場無料
※11時から毎時0分に、ギャラリー内にて『On [穏]』が流れます

 

クロージングイベント
小川アキラと日高理恵子によるトークイベント“『On [穏]』を聴きながら”

日程:2018年10月6日(土)
会場:小山登美夫ギャラリー
時間:19:00-20:00(予定)
料金:入場無料
※お申し込み不要、どなたでもご参加いただけます。

 


画家 日高理恵子氏 photo by Mie Morimoto

 

 

 



 
AKIRA OGAWA(作曲家)

1983年東京、赤坂生まれ。オルタナティブロックバンドsonic&trip を2003年に結成。作詞作曲、ギター、ボーカルを務める。インディーズレーベルより4枚のアルバムをリリース。その後、カナダ、スコットランドへ。2014年カナダ、アイスランド、フランス滞在を経て、2017年スコットランドのエディンバラ大学院教育学修士課程を卒業。その滞在中に多くの絵画、音楽にインスパイアされ、このピアノアンビエントアルバム『On [穏]』が生まれた。アルバムのアートワークは、画家の日高理恵子氏によるもの。2018年9月8日から10月6日、小山登美夫ギャラリー(東京、六本木)で、日高理恵子「見ることー作品集1979-2017より」において、このアルバムとのコラボレーションが行われる。


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