2016-07-08 20:00

毛利泰士のマニピュレーターが知っておいて損しない話 | 第2回 アウトプットだけじゃ疲れるよねっていうじゃない。

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皆様こんばんは!
誠実なる音楽家、国民皆さんを不快にさせない音楽つくります、是非とも「Zelig works 毛利泰士」に1票をお願いいたします!

 
あ?え?? 終わった? これ出る時には選挙終わってる? 
あ、そう。 ほんとどうなるんでしょうかね? この国は。

 
第0回から読む

 

さて、改めてそんな不安な毎日に膝を抱えたくとも、運動不足で腰も痛くてそれすらできないような皆様、現実は選挙でしか変えられなくとも、優秀なマニピュレーターになるためにこの記事を読むことはできるはずです!(え、なりたくはない…?)

 

気を取り直して、前回はDigitalPerformerの機能にかるく触れましたが、今回からはDAWを問わない実践編です。しかし残念ながらまずその前に、音のアウトプット回線について触れなければなりません。

 
そうアウトプット。
こうやって日々、情報をインプットし続ける僕たちは、人生において何をどこでどうやってアウトプットしていくべきなのか、アウトプットすることで人を傷つけてしまうのではないか…そういった悩みに答え…ません。

あくまでもコンサート会場で、マニピュレーターがどのような音をアウトプットする、今日はそれだけを話したいのであります。そのような悩みは、別連載の「radioDTMの社長の人生相談」の方へ是非お願いします。

 

音のアウトプット回線について

 

私達の仕事は、事前に用意された音を出す事がまず大前提でありまして、その音は必ずPAに受け取ってもらわなければなりません。ですから最終的にPAの方が判断しやすいようにアウトプットすることが大事なわけです。

私たちはアウトプットする。PAがインプットして皆様にアウトプットする。皆様はその音をインプットして、さぁそれをどこにアウトプットするんだろう…あ、もういいですね…

 

インアウト-small

 
といわけで、PAに回線がある程度用意されている場合の平均的なアウトプットとしては、

 
・リズム
・音程のある音
・コーラスなど声

 
各ステレオで計6チャンネル+クリック(メトロノームのことです、これについては後日)で7つ出力できれば、バンドとのバランスも取りやすいと思います。後は、バンド編成やその都度の音楽性によりコレを基本に追加していけると良いと思います。

 
 

たとえば、

・同期からのリズムが主体になっているような音楽の場合は、上記に加えて、キックだけモノで出力1トラック追加

・同期でシンセベース多用する場合は、上記に加えてベースだけモノで。キックとベースを別でモノ出力ということもあるでしょう。

・バラードが多く、沢山ストリングスが入ってる曲がある場合は、ストリングスだけ別にして、ということもあると思います。

・ギターバンドであれば、ギターの壁だけわけるというのもありです。

 

その都度、リハーサルの早い段階で積極的にPAの方に提案していくのが良いと思います。10トラックもあれば十分だと思いますが、僕が聞いた中では16とか24トラック出力してほしいという話も聞いた事があります。

こればっかりは何とも言えませんが…言えませんが!

 

音のバランスはコミュニケーションを前向きに取り続ければ構築されていくはずなのです。こちらにも当然ながら音楽的にも責任を背負う権利はあるわけです。細分化しすぎて責任の所在がわからないなんて、音楽らしくないです。バランスです何事も。

 

逆にPAに空きは2チャンネルしかない…という場合は、男らしく笑ってみせて「まかせてください!」と胸はって行きましょう。鏡の前でそういう時の顔は練習しておくように!

 
そういうノウハウまで話がたどり着けるよう、システム編の先の実践編までたどりつけるよう応援お願いしますw

 

さて、次こそトラッキングの話に進みます。その時!今日話した回線の仕様が大事になるのです。

 
次回、「マニピュレーターが知っておいて損しない話(03)DAW上におけるトラッキング」にぬるっとフェードイン!!

 

毛吉、泰美のおまけコーナー

 

さて、マニピュレーターとしての僕はこの後、毎年参加させていただいているアニメロサマーライブの準備に突入します。ここで偉そうなことを書いたことを後悔しなければいいなと思ってますw

その準備が始まる前に、今は9月に立ち上げる「Zelig works」の各アーティスト作品の完成、9月19日の立ち上げライブに向けての調整やら猛ピッチでアレンジしたりエディットしたりメールしたりしてますが、これって結構当たり前なことみたいで、自分の知らないことの多さに愕然とする毎日です。

今までのんびりと生きてきてすみませんでした。と思いつつ、皆様も冷房など寒暖差に気をつけて、アウトプットな夏に向けて素敵なインプットな日々でありますよう。

 

(このコラムは、毛利氏のブログ『夢が毛利毛利』に連載されている「マニピュレーターが知っておいて損しない話」をご本人が加筆したものです)

 

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毛利氏と森山公一氏(オセロケッツ、the sokai)が新しく立ち上げたプレイリストショップ『Zelig works』のイベントが、9月19日(月・祝)に東京・二子玉川 KIWAで開催されます。

 

Zelig’s playlist #1 ~結団式~

日程:2016年9月19日月・祝)
会場:二子玉川 KIWA
時間:open15:30 / start16:00
出演:中村仁美 / ラクライ / 森山公一 with Mayu Onishi / cocoroage
料金:予約・当日共に3,000円(+1ドリンク別途)

予約方法:
予約フォームまたは、03-6805-7948(KIWA、12:30~14:30)まで

 


毛利泰士_2016

 
毛利泰士(もうりやすし)

1974年3月10日 東京都出身 B型
プロデューサー/アレンジャー/マニピュレーター/シンセサイザープログラマー/マルチミュージシャン
 
幼少からバイオリンを習い、その後わかりやすくロックに染まり、ドラム、ベース、ギターを中学からはじめる。
高校から打楽器を有賀誠門氏に師事。練習不足がたたり1浪して洗足学園短期大学打楽器科にすべりこむ。
卒業後、たまたま見学したレコーディングで初めてみたサンプラーに衝撃を受け、Macを購入。
アレンジャー門倉聡の元で、シンセサイザープログラマーとしてキャリアをスタート。
1999年オフィス・インテンツィオに所属後「坂本龍一」のアシスタントを歴任するとともに、
数多くのアーティストから、シンセサイザープログラマー、マニピュレーターとして信頼を得ている。

上記の経験が生かされた、生演奏とシンセサイザーとコーラスを生かすアレンジには定評がある。
自身のピアノトリオロックバンド「ラクライ」ではベーシストとして活動。
森山公一とのプロデュースユニット「Zelig works」では、詞曲の世界観から音像までトータルにコーディネートするなど、自身のスタジオ「Buono! Studio」を拠点にして幅広い活動をしている。
http://intenzio.co.jp/artists_crew/mohri?f=1&id=3

 
主な参加アーティスト
「槇原敬之」「福山雅治」「藤井フミヤ」「サディスティック・ミカ・バンド」「X JAPAN」「大友康平」「松たか子」「坂本真綾」「絢香」「JUJU」「星野源」など多数。




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