2018-10-01 12:00

第15回 西中島きなこ連載コラム『布団の中から宇宙へ行きたい』


ボクは10月3日に配信シングル調和と恵み(Remastered)を配信リリースします。

 


調和と恵み(Remastered)のジャケット(絵:つちもちしんじ)

 
この曲は過去にリリースした作品ですが、配信シングル用にスタジオでリマスタリング作業をおこないました。9月19日にリリースしたバスに揺られて(Remastered)や、これから配信リリースしていくタイトルに(Remastered)と付く配信シングルは基本的にスタジオでのリマスタリング音源です。

 
それらの作業を担当してくれたのは、10年くらい前から関わらせて貰っているエンジニアの湯原さんです。今回のコラムでは、ボクから湯原さんへの独占インタビューをご覧ください。

 
 


湯原大地(スタジオエンジニア/DJ)

 

質問1. エンジニアを目指すきっかけを教えて下さい。

学生の時に、リズムマシーン、シンセサイザー、サンプラーなどの機材を買って、テクノとかダンスミュージックをつくっていました。
当時MTRは持ってなくて、MIDIで機材を同期させてアナログのミキサーに立ち上げて、EQしたりバランスを考えたりしてたのが、ミキシングに興味を持ち始めたきっかけだったと思います。
また、その時はDJもしていたのでいろんなレコードを聴いていたのですが、音の良いレコードと良くないレコードの違いは結局は機材の差じゃないかなと思いだして、レコーディング機材にも興味を持ちました。
ただ、レコーディング機材は高価で買うことができないので、音楽スタジオで働きたいと思って現在に至ります。

 

質問2. お仕事をしていくうえで影響を受けたアーティストやエンジニアを教えて下さい。

今年出たアルバムだと、Ry Cooderの「The Prodigal Son」のサウンドが好きでした。また、Princeの「HITnRUN Phase Two」もリファレンスとしてよく聴いています。
全体的なサウンドのイメージはジョン・レノンの作品が好きです。

 

質問3. 今回リマスタリングしていただいた配信シングルに関して、湯原さんが意識した音作りなどがあれば教えて下さい。

スタジオのモニタースピーカーやBluetoothの小さなスピーカーなど様々な環境で再生しても、印象が変わらないサウンドにしたいと思いました。
今回のマスタリングでは、DUBっぽい曲は低音を出したいと思ったのですが、出しすぎると小さなスピーカーではうまく再生できな買ったりするので、良い具合に存在感のある低音が出せればという感じでEQの調整をしました。

 

質問4. もし今のお仕事をしていなかったら、他にどんなお仕事を目指していましたか?

想像がつきませんが、技術系の仕事の方がいいですね。

 

質問5. いま気になっているアーティストを教えて下さい。

いろんなジャンルの新譜を聴きますが、Ricardo Villalobos ,Robert Glasper ,Massive Attackとかの新譜は特に気になります。

 

質問6. エンジニアで、この人の音作りはヤバイと思う人はいますか?

Moritz von Oswaldの作品はいつも独自の世界観があって、カッコいいなと思います。

 

質問7. 好きな機材を教えて下さい。

NeveのヘッドアンプとFairchild 670が好きでよく使っています。
最近はリバーブのEMT 240 も気に入ってよく使っています。

 

質問8. これまで担当されてきたお仕事の中で、特に印象に残っている現場があれば教えて下さい。

いろいろと印象に残っていることはありますが、AOKI takamasa氏とのミックスの作業はお互いのアイデアを出し切る感じで面白いです。

 
 

 
ご回答ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。

西中島きなこ(文・構成)

 
 

 
西中島きなこ『調和と恵み(Remastered)』

発売:2018年10月3日(水)
価格:270円
レーベル:BINKAN

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収録曲:
1. 調和と恵み(Remastered)

 



 
西中島きなこ(にしなかじまきなこ)

 
ひっそりと宅録での活動を続ける音楽家。
2017年3月にタワーレコード限定シングルを発売。
吉田靖直(トリプルファイヤー)とのアルバムを2017年12月に発売。

 
http://soumei.wixsite.com/otonibinkan
https://twitter.com/otonibinkan
西中島きなこ+吉田靖直 特設サイト





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